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2022年05月27日13:14

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色々と勘違いしていると思う。

この文章の中にも、色々と首をかしげてしまう表現が出てきます。

昨今、何かと口に上る「自己肯定感」ですが、これ、広辞苑に載っていない言葉だってご存じでした?
更に言うと、自己肯定も載っておらず、載っているのは「自己否定」なんですよね。

何を言わんとしているかと言うと、辞書にすら載っていない言葉に縛られ、それが得られないと悩み落ち込んでいる方々が一定数居るという話なんです。

因みにweblioに書かれている「自己肯定感」は、2012年12月10日に「実用日本語表現辞典」に名無しさんから投稿された内容と一言一句違わず同じ内容なので、どちらかかがコピペという事になるわけです。
辞書にすら載っていないという事は、過去、日本語になった事が無い表現という事になるわけです。
辞書に載っていない「自己肯定」は?と言うと、これもまた辞書に載っていない「自己啓発」セミナーで使われていた言葉なわけですよ。
自己肯定をするためには、徹底した自己批判(これは辞書に載っています)を行い、そこで残った物がナンチャラカンチャラと言う話で、90年代後半では壺などを販売する方々の売り口上だったりするわけです。
その怪しげなセミナーから出てきた「自己肯定」という辞書にも出てこない造語に、更に、そう思う、そう感じるという曖昧な表現の「感」を付けて、自己肯定感が得られないと悲観するわけです。

そもそも辞書にも載らない日本人の想定外の感情なわけですから、多くの人が持っていなくて当たり前なんですよね。
ですが、それが無いからと嘆く方、それを得るための方法として売られている各種書籍。
一体何をしているの?と思うわけです。

で、本文に目を向けると、“辞める新入社員”の話になるわけですが、辞める理由を見ていると、正に、「自己肯定感」と同じように、ありもしない物に惑わされているわけです。

折角入った会社をありもしない物で悩み辞めていく。

とても馬鹿げた話だと思いませんか?

自分に合った仕事

まず、これがあると思っている事が大きな勘違いなんですよ。
自分に合った仕事ではなく、自分が合わせられる仕事かどうかなんですよ?
これ、全く別物なんですよね。
自分が合わせられるかどうかですから、少なからず我慢を強いられるわけです。
その我慢と得られるものが釣り合っているかどうか?という話なんですよ。
我慢の反対側に乗るのは、対価だったり、遣り甲斐だったり、世間体だったり、安定だったり、将来性だったり、或いは複合要素だったりするわけです。

簡単に言うと服選びと同じなんですよね。

既製服にオーダーメイドの着心地を求め、合わないと言っているようなものですよね。

そもそも、働くという事はどういうことか?と言う所から勘違いしてしまっている可能性すらあるわけですよね。

誰かの為に何かをする事を「働く」と言い、その内容を「仕事」と言うんですよ。
「誰か」が支払うべき対価を持っていて、より高度な「何か」をする事で、高額の対価が得られるわけですよ。

誰かと何かの組合せが、好きとか嫌い、合うとか合わないになるのですが、世の中に無数の人が居て、無数の求められるサービスが存在するわけです。
その人の能力値が高く、幅広い汎用性を持っていれば、この無数の組合せの中から、許容できる組合せを見つけられるかも知れません。
ですが、その値が下がれば下がるほど、選択肢が狭まって行くわけですよ。

昔は小学校で我慢や辛抱を体に叩きこまれたわけです。

この「我慢」や「辛抱」が、能力によって狭められる選択肢を広げる手法だったりするわけですが、今どきは、そんな事をお知るわけも無いので、狭い人は狭いまま、世の中に出てきてしまうわけですよね。
そこに、勘違いが加わり、「自分に合う仕事」を探してしまうわけですよ。

どうしても、合わない、合わせられないとなった時に、仕事は仕方がないと諦め、その代わり、人生を楽しむ方にシフトするわけですよ。
そこで必要になるのは、時間なわけです。
だから、休日の多い仕事、時間外の少ない職場という話しになるわけです。
ただこれもまた勘違いしてしまいがちな所で、嫌な事をある程度の対価を貰える事で我慢し、その対価で人生を楽しむと言う話なんですよね。
得るべき対価が少なければ、それ以前の話なんですよ。

世の中に出回る耳に心地よい言葉を搔き集めて、理想の人生を夢みるのかも知れませんが、そんな事に惑わされて、仕事が選べず、仕事にありつけず、折角ありついた仕事も、お仕着せの感覚で棒に振る。

何とも馬鹿らしい話ですよね。

やりたい仕事なんて、よっぽど明確な人生設計でも無ければ、無くて当たり前なんですよね。
好きな仕事探しって、そもそも仕事が何なのかすら理解できていなくて探せるわけありませんよね。
これもまた、言葉が間違っているのですが、

好きな仕事を探すのではなく、好きな事を仕事にするんですよ?

仕事とは何かという事が曖昧な人が、どうやって好きな仕事を探せるのですかね。
これもまら、「自己肯定感」と同じく、誰かの都合で刷り込まれた悪しき言葉だったりするわけですよね。
無いモノを探すって、無理ですよね。
好きな事を仕事にするのも並大抵の事では無いわけですよね。
ですが、残念な事に人は平等に作られてはいないので、稀に、そういう事が出来てしまう人達も居るわけです。
1%居たとしても、日本の就労人口からすれば、60万人前後は居るわけですよ。
そういう人が集まって会話していれば、あの人も、この人もと思ってしまうわけですよね。

>>この世の中には2種類の人間・大人しかいないと思います。生き生きと充実感を得ながら仕事をやっている人と、そうではない人の2種類

2択は、大抵詐欺ですw

嘘はついていませんよね。
具体的な一方の例をあげれば、それに該当しない人は全てもう一方に属するのですから。
ですが、もう一方には、仕事以外に喜びを見出し、仕事は金を稼ぐ手段として割り切っている人や、特に思う所も無く淡々と仕事をしている人も含まれているわけです。
ですが、この様な書き方をされると、生き生きと充実感を得ながら仕事をしていないと、残念な人のグループに入ってしまったように錯覚してしまいますよね。

ありもしない感情を持っていない事に落ち込み、言葉のマジックに引っかかり、得る事が困難な持ちを進む事を求められ、挙句、選択しようのない選択肢を見せられ、選ばされる。

こういう話に乗せられ、折角入社した会社を自ら去っていくわけですよ。
何とも馬鹿らしい話ですよね。




■「最近の若者はすぐ辞める」と怒る前に知るべき、「仕事が合わない」と言い出す新人の真実
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=40&from=diary&id=6972427

 “辞める新入社員”が話題になる季節がやってきました。



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 「入社1週間目に、『なんかやりたい仕事と違う』と言ってきた後、連絡が途絶えて辞めた」 「ひと月の新入社員研修が終わって、5月からうちの部署に配属。『自分にこの仕事は合っていない』と言って、2週間目に辞表を出した」 「母親から『息子が思っていたような仕事ではないので、辞めてさせてください』と連絡があって、去っていった」 「昨年の秋、配属になった社員。『この職場では僕の個性がつぶされる』と辞めた。一年たって、これからだって時なのにがっかり」



――など。これまでも、“仕事が合わない”と辞めてしまう若者があとを絶ちませんでした。



 2000年代以降、辞める新入社員が問題視されるようになりました。とりわけ“ゆとり世代”が社会人になった10年頃からは、就職氷河期の直後で就職率が低いにもかかわらず離職率が増加。「若者が3年以内に仕事を辞める傾向が高まっている」という調査結果があちこちで取り上げられ、「このままいったら、3年以内で辞める大卒者の離職率は5割を超える」と危惧する声も出るほどに。






 何かと批判の的にされた“ゆとり世代”が「自分に合わない」「やりがいを感じない」「好きなことができない」と辞めていくことに、「だからゆとり世代は……」と、あたかも彼らに問題があるかのような言説が増えていきました。



 むろん、ゆとり世代に罪はありません。若者の「好きな仕事探し」は、ある意味、キャリア教育の成果です。



●キャリア教育の功罪



 キャリア教育という名のもと、学生たちは自己分析や他己分析をやらされ、「自分の強み探し」をやらされました。



 たった20年、しかもそのうちの前半はあまり記憶にない人生を振り返って自分史を作ることや、他人まで借り出して「自分を分析する」ことが、キャリア意識を育てることにつながるか? これは、いささか疑問です。






 しかし、キャリアカウンセラーなどは、「この仕事が好きだという強い思いが内定につながる」とアドバイスをしました。若い世代に影響力のある、いわゆる“成功者”たち(何を持って成功者と言うのか、いま一つ分からないのだが)も、「好きなことを仕事にしなさい!」「好きな仕事なら寝ないでも取り組める」とけしかけました。



 実際、34歳までの若者を対象にした調査結果で、「適職探しへの再挑戦を希望している」若年者の総数は、1987年には425万人だったのが、2004年は558万人と、31.4%も増加。これは在学者を除く若年者全体の22.9%に相当します(2006年版「国民生活白書」)。



 むろん、好きなことを仕事できたり、自分の強みを生かした方が楽しい。「好きな仕事を探しましょう!」と若者に教えるのは、正論かもしません。しかし、誰もが好きな仕事、やりたい仕事がみつけられるわけでもない。むしろ、「好きな仕事じゃないと、仕事は苦痛」というイメージだけが助長され、「好きな仕事が見つからないから、内定が取れない」と悩む学生も少なくありませんでした。



 以前、筆者がある大学の講義で、「好きな仕事、やりたい仕事なんて、そんなにすぐ見つかるものじゃない。実際に仕事をする中で、出会うことの方が多い」という話をしたら、レポートに「すごく納得した」「安心した」「バイトでもそうだった」「やりたい仕事が見つからない私はダメな人間なんだと思ってたので、先生ありがとう」と書く学生の多さに驚いたほどです。



 そもそも“好きな仕事探しシンドローム”が広がった要因の1つは、村上龍氏の『13歳のハローワーク』(2003年)が、全国8000校以上の小・中・高等学校で教材や参考図書として採用されたことの影響が大きいと、個人的には考えています。






 当時、全国の小・中・高等学校で活発に進められていた「キャリア教育」で、514もの職種が紹介されているこの本は便利だったし、子どもたちに対して、「仕事=ワクワクするもの」と興味を抱かせる内容でした。これ自体はすばらしいことです。私自身、「子どもの時に読みたかった」と率直に思いました。



 しかし、村上氏は本の冒頭で、「この世の中には2種類の人間・大人しかいないと思います。生き生きと充実感を得ながら仕事をやっている人と、そうではない人の2種類」と断言し、「好きなことを仕事にすればいい。だって嫌いなことだったら長続きしない」と説いている。「好きな仕事圧」です。



 4月に公開された連合の調査「入社前後のトラブルに関する調査2022」でも、新卒入社をした企業を5年以内に退職した理由のトップは「仕事が自分に合わない」(40.1%)でした。



 2位の「労働時間・休日・休暇の条件がよくなかった」(31.0%)や、3位の「賃金の条件がよくなかった」(27.4%)を約10ポイント上回り、圧勝でした。



 つまり、“好きな仕事探し=自分に合った仕事探しシンドローム”は、今も続いている。いや、正確には、根を下ろした。就職する=好きな仕事をするという方程式は、当たり前の価値観として定着したのです。



 一方で、同調査では興味深い事実も確認されています。



●「仕事が合わない」を解消する、上司のサポート



 前述の通り、新卒入社をした企業を退職した理由のトップは「仕事が自分に合わない」で、40.1%です。ただし、「入社後の新人研修や先輩・上司からの指導やアドバイスがあった」人の場合、「仕事が合わない」を挙げた人の割合は、36.1%に減少。「指導やアドバイスがなかった」人(45.5%)の場合を10ポイント近く下回ることが分かりました。



 実は、私が03年に新卒社会人を9カ月間追跡した調査でも、「上司や先輩からの指導やアドバイス」がもたらす情報の有効性は検証されています。



 この調査は、「情報ネットワーク (=仕事に役立つ情報を与えてくれる人)」と、「友好ネットワーク(=職場を離れても付き合いがある人)」が新卒社会人のメンタルヘルスに、どのように影響するかを目的に、入社3カ月前から入社半年後まで縦断的に追跡。その結果、入社してすぐに「情報ネットワーク」を構築できた人は、3カ月後のメンタルヘルスが良好で、半年後のワークモチベーションも高いことが分かりました。



 仕事に役立つ情報をくれる先輩や上司の存在により、会社組織への適応に成功していたのです。



 どんな仕事であれ、外から抱くイメージと実際の仕事にはギャップがあります。これは「リアリティー・ショック」と呼ばれ、ほとんどの新入社員が最初にぶつかる壁です。ギャップには「仕事の内容だけでなく、職場の人間関係」も含まれています。私がこれまでに行った新人社員とのインタビューや調査研究では、ほとんどが上司に関するものでした。



 上司が「お前は言われたことだけやっておけばいい」と敬意を示してくれなかった経験や、「自分で仕事を作れ」と突き放された経験が、ギャップを拡大させます。「いつも監視されているような気がして嫌だった」とプレッシャーを感じるケースや、「上司や先輩とコミュニケーションがほとんどなく、1人でPCに向かう時間が多くて不安になった」と打ち明ける、新人もいました。



●最初に出会う「上司」の重要性



 いずれにせよ、連合の調査結果や私が実施した追跡調査結果が示唆するのは、最初に出会う「上司」の重要性です。



 「この会社で〇〇がしたい!」と期待に胸を膨らませて入社した若者でも、上司のサポートがなければ、「なんか違う」と思う。反対に、丁寧にアドバイスや役立つ情報をくれる上司と出会えれば、「へ〜、これ面白い!」と軽やかな気持ちで仕事に向き合うこともできる。



 自分らしさとは、自分の中だけにあるのではありません。「半径3メートルの世界」である周囲の人々との関係性の中にこそ存在するのです。



 大人たちは、「今どきの若者は〜〜」と非難する前に、まずは自分が動いてください。若者が、「この仕事、面白い!」と目を輝かせるように。



●河合薫氏のプロフィール:



 東京大学大学院医学系研究科博士課程修了。千葉大学教育学部を卒業後、全日本空輸に入社。気象予報士としてテレビ朝日系「ニュースステーション」などに出演。その後、東京大学大学院医学系研究科に進学し、現在に至る。



 研究テーマは「人の働き方は環境がつくる」。フィールドワークとして600人超のビジネスマンをインタビュー。著書に『他人をバカにしたがる男たち』(日経プレミアシリーズ)など。近著は『残念な職場 53の研究が明かすヤバい真実』(PHP新書)、『面倒くさい女たち』(中公新書ラクレ)、『他人の足を引っぱる男たち』(日経プレミアシリーズ)、『定年後からの孤独入門』(SB新書)、『コロナショックと昭和おじさん社会』(日経プレミアシリーズ)『THE HOPE 50歳はどこへ消えた? 半径3メートルの幸福論』(プレジデント社)がある。


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