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2022年04月01日17:49

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東京新聞投書“ボツ”シリーズ 東京新聞は後世のためにも縮刷版を発行すべきである! 憲さんはどうやって過去記事を復元したか?

フォト


※画像は東京新聞の兄弟新聞「中日新聞」の縮刷版。税込 6,930円。悔しいことに東京新聞には縮刷版がない!

※この随筆は2022年2月11日に東京新聞に投稿してボツになった投書の原稿をもとに再構成したものです。

現在、憲さんは鋭意随筆の「アーカイブス」シリーズを執筆している。

「憲さん随筆アーカイブス」とは、憲さんがブログ開設前に執筆して仲間内にメールで送った膨大な文章を改めて体裁を整えてブログにアップした随筆群である。

例えばこれ・・・。

憲さん随筆アーカイブス 東京新聞投書“ボツ”シリーズ 憲さんは法規制による受動喫煙の抑制を断固支持する!
https://hatakensan.cocolog-nifty.com/blog/2022/03/post-0c8b62.html

この随筆は2017年3月頃に執筆したものを最近ブログにアップしたのだが、憲さんの批判の対象となったのが東京新聞に掲載された受動喫煙の法規制に反対する投書である。

そこで、この元となる投書の中身を確認するために憲さんどうしたか?

ちなみに、東京新聞の電子版の読者は過去5年間に遡って過去記事を検索でき、さらにそのイメージ(紙面に載った当時のレイアウト)を見ることが出来る。

これは電子版読者のみの特典ではあるが大変便利である。

しかし、このサービスは全ての記事ではなく例えばコラム等は対象となっていない。

また、あくまでも過去5年間に限定され、それ以前はどんどんと対象から外されていく。

今回の投書は検索の対象ではあったが、期間が5年間を過ぎていたので、結局この電子版の検索には引っ掛からなかった。

では、どうするか?

ここで考えられるのは新聞の縮刷版である。

近くの公立図書館はほとんどの新聞を毎日とっている。

そして、図書館によるが過去何ヵ月〜何年間かその現物を保存している。

しかし、それも何年分も保存できる訳もなく、時間の経過と共に古い順に処分している。

では、それ以前の記事はどうやって閲覧するか?

その時重宝するのが新聞の縮刷版である。

日本の主要全国紙はそれぞれ縮刷版を出している。そして各図書館はそれを蔵書しているのが常である。

参考

【新聞縮刷版】
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E6%96%B0%E8%81%9E%E7%B8%AE%E5%88%B7%E7%89%88

縮刷版を出している新聞は以下の通りである。

朝日新聞
読売新聞
毎日新聞
日本経済新聞
中日新聞

産経新聞は全国紙だが縮刷版がない。

また、地方紙で縮刷版を出しているのは東京新聞の親会社中日新聞一社のみであるが、それ以外の多くの地方紙は光ディスク版で縮刷版を出しているようである。

ここで気がつくことがある。

Σ( ̄□ ̄;)ハッ!

憲さんは愕然とした!

我が東京新聞には縮刷版がないではないか!

これは最近知った事実である。

東京新聞にも確認したので間違いない。

それも、光ディスク版も制作していないようである。

なぜ?

力関係で「親会社」とはいえ、片田舎名古屋の地方紙の中日新聞が縮刷版を出していながら、なぜ日本の首都「大東京の地方紙」である我が東京新聞に縮刷版がないのか?

これでは過去の憲さんの投書も五年を過ぎると日の目を見ることなく忘却の彼方に消えていってしまうではないか!

これは由々しき事態である!

憲さん、とるものとりあえず東京新聞に投書した。

以下がその投書の全文である。

先日いつも利用している図書館に行って驚いた。そこで東京新聞の過去の記事を調べようとしたのだが、その時初めて東京新聞には縮刷版がないことを知った。

日本の全国三大紙と日経新聞は縮刷版がある。また、東京新聞の兄弟新聞の中日新聞も縮刷版がある。にも関わらず東京新聞には縮刷版がない。これは愛読者として由々しき事態である。

私は電子版も同時購読している。電子版では1ヶ月間は端末で紙面をそのままの形で読むことが出来る。また、過去5年に遡って記事を検索することが出来る。しかし、いずれも期間の制約があり、記事検索は紙面の全部ではない。

そこで東京新聞にお願いがある。是非とも縮刷版を発行して頂けないか。

さらに過去記事のデータベースの拡充や光ディスク縮刷版の発行を検討出来ないか。

私としては出来れば過去記事も紙の媒体で近くの図書館で読みたいものである。費用の問題もあるだろうが読者として切実な要望である。

以上。

いかがであろうか?

東京新聞と新聞文化をこよなく愛する憲さんの切実な要望である。

この投書、予想通り“ボツ”とはなったが憲さんは掲載を目的として出した訳ではない。

憲さんの切実な声が東京新聞に届けば“良し”として書いた次第である。

ちなみに、今現在においても東京新聞が縮刷版を出すというニュースには残念ながら接していない。

しかし、憲さんが思うには新聞社は新聞を発行するのであれば当然ながら縮刷版も発行すべきだと考える。

それらの記事は全国民の「知的財産」に他ならないのであるから。

投書にもあるが、費用の問題もあろうがそこは是非とも新聞社の矜持にかけて縮刷版、せめて光ディスク版を発行してもらいたいと憲さんは考える。

・・・・・・・・・

さて、では先ほどの続きで憲さんが入手したい5年以上前の東京新聞の投書をどのように発掘したかである。

国立国会図書館に行けば、マイクロフィルムで閲覧出来ることはわかっている。

しかし、行くのが面倒だしマイクロフィルムで見るのも面倒だ。

そこで、江戸川区の図書館に行って司書の方と相談した。

すると、他の自治体の図書館によっては東京新聞の現物を過去に遡って長く持っている可能性があるかも知れないと親切にも調べてくれた。

しかし、その結果は我が江戸川中央図書館の「過去三年」が一番最長のようであった。

そこで、今度は広尾にある都立図書館に連絡した。

参考

【東京都立図書館】
https://www.library.metro.tokyo.lg.jp/

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E9%83%BD%E7%AB%8B%E5%9B%B3%E6%9B%B8%E9%A4%A8

都立図書館での東京新聞の現物の保存は過去4年であることがわかったが、やはり憲さんの目当ての投書が載っているものはもうない。

また、都立図書館では東京新聞の過去のものはオンラインデータベースで無料で閲覧出来るようである。

参考

東京都立図書館オンラインデータベース
https://www.library.metro.tokyo.lg.jp/search/service/online_database/

あとは、横浜にある新聞博物館である。

参考

【日本新聞博物館】
https://newspark.jp/

【横浜情報文化センター】
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E6%A8%AA%E6%B5%9C%E6%83%85%E5%A0%B1%E6%96%87%E5%8C%96%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC

ここでは、日本新聞協会の会員各社が発行する新聞131紙を1週間分配架しており、さらに東京新聞を含む58社62紙のデータベースを利用できる端末が1台ある。

しかし、著作権法により、プリントアウトはできず、また利用するには400円の入場料が必要となる。

参考

日本新聞博物館新聞閲覧室
https://newspark.jp/facility/reading/

ちなみに国立国会図書館での新聞の過去記事の閲覧は新聞資料室で閲覧でき、東京新聞の過去記事はマイクロフィルムと新聞記事データベースで無料で閲覧できるようだが、プリントアウトは有料だそうである。

このように、縮刷版がない新聞の過去記事閲覧には途方もない労力と資金が必要になるのである。

行き詰まった憲さん、「もう国会図書館に行くしかないか!」と思ったが念のため当事者である東京新聞の読者相談室に相談してみた。

電話をすると女性が出た。尋ねると、東京新聞には過去記事を閲覧するサービスはないとむげない返事。

(´Д`)=*ハァ〜

やっぱりね。

しかし、「いつ頃のどんな投書ですか?」と聞いてくるのでダメ元で「5年くらい前の『受動喫煙』に関する投書です。」というと、なにやらパソコンをいじって検索している模様。

これですかね?と1つ読み上げるのは5年以内の投書で憲さんが探している過程で見かけた投書。

「違います・・・。」

では、これですかね?と2つ目に題を読み上げてくれた投書が“ドンピシャ”それだった!

あった!

しかし、憲さん疑問に思って尋ねる。

「そちらでは過去5年以上遡って検索できるのですか?」

すると、1990年代からの記事は検索できるとのこと。

じゃ〜、電子版でも検索出来るようにしてよ〜。

と言うのが憲さんの心の声。

しかし、その全文をどうやって確認するかだ。

すると、受話器の向こうの女性がこう言ってくれた。

「短いから読み上げましょうか?」

Σ( ̄□ ̄;)ハッ!

“渡りに船”である。

そんなサービスしてくれるの?と尋ねると「特別」だそうである。

結局ゆっくりと読み上げて憲さんが必死に聞き取って復元したのがくだんの随筆に反映されたというわけだ。

教訓!

このように、過去に東京新聞に載った記事も5年を過ぎるとそれを探すのは至難の技となるのである!

そこで、過去記事を閲覧するのにもっとも簡単な手段は縮刷版の発行に他ならないのだ!

ということで、結論!

東京新聞は後世のためにも縮刷版を発行するべきである!

憲さんはそれこそが、他紙とは違う独特の魅力をもった東京新聞の義務であり崇高なる使命であると信じてやまないのである!

皆さんはどうお考えだろうか?

どーよっ!

どーなのよっ?
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