1月も終わり、早2月。
プロ野球、新庄日本ハムは、前夜の花火からキャンプイン。
発売された先月のうちに紹介しようと思ったCDがこれ。
諏訪内晶子さんが初録音したバッハの無伴奏全曲。
昨年日記で書いたとおり、イザベル・ファウストさんの実演で受けた感銘が、今も残っているので、同じ曲のCDはパスして、値下げしてから買ってもいいかなと思っていた。
ところが、ネットで見る購入者の評判がとてもよい。
試しに宣伝画像を聴いてみたら、あまりの素晴らしさに、もう我慢できなくなった。
https://www.youtube.com/watch?v=tEd9nsaFABQ
諏訪内さんの紹介は不要だろう。1990年のチャイコフスキー国際コンクール、最年少18歳で優勝。以来、日本を代表する世界的奏者として活躍してきた。
このCDで注目されるのは、使用楽器が変わったことだ。
諏訪内さんと言えば「ドルフィン」。
その愛称を持つストラディヴァリウス(1714年製)の名器の貸与期間が終わり、もしかして引退?と本人も思っていたところ、米国在住のリュージ・ウエノ氏という人から、グァルネリ・デル・ジェズ製作「チャールズ・リード」(1732年製)を長期貸与されたとのこと。
私の耳では楽器の値段当て格付けもわからないが、一流奏者が弾けば美しい。
ともかく長年の使用楽器を変えるというのは大変なことで、正統派のストラドから天才肌のグァルネリへの変更は、諏訪内さんの折り目正しい演奏に、さらなる厚みや艶っぽさが加わったように聴こえる。
いや実は、2月に東京で全曲公演が開かれるのだけど、オミクロン株の感染急拡大がつづき、残念ながらこちらは涙のパスかな。
新年最初にして最高のおすすめCDを聴いて過ごすこととなりそう。オランダの教会での録音で、響きがまた素晴らしい。これは買って損のないCDと思う。
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