11月26日の日記で、ガソリンを買いに行った、話を書いていて、
どうも、放火事件の容疑者も11月にガソリン10L買いに行っているとか。
おいおい、めっちゃかぶっている。
幸い、犯人とおぼしき人物が、その場で倒れて防犯カメラにも映っているのだけど、そういう直接的証拠が無かったら、11月にガソリン買った人全員あぶりだされる展開があったのか?
ガソリンスタンドにも防犯カメラはあるから、買いに行ったらばっちり顔映っちゃってるだろうしね。ただ、日記に書いたように、その時には免許証も提示していないし、使用目的も聞かれなかった。(草刈り機用の燃料なんだけど)
この、「ガソリンを使った放火」を根本的に防止する方法の一つが、
「ガソリン車、全廃」
である。
ディーゼル燃料の方は、ガソリンほどバッと燃え上がったりしないしね。勿論、すべての車がEVになったら、スタンドで燃料を買う、という行為自体が無くなる。
当然だが、草刈り機もガソリンエンジンの使用は法律で禁止されて、すべて電動になるんだよ。ケーブル引いて使うか、バッテリーで使うかになる。
小型でパワーの出るモーターの開発が必須だから、希土類を使った磁石を大量に生産する必要性が出てくる。日本はマンガン団塊の開発をするんだろうか?放火事件を防止するためには海洋資源開発が必須の政治課題になる?
しかし、そんなことをしても死者数は減らせないのでは?
全部EVになると、豪雪で身動きできなくなった時、あっという間に車の中は冷えてしまい、多くのドライバーが凍死する。そういう凍死者数は年間で何百人にもなろう。つまり、少々放火で人が死んでも、その方が生き抜く人の数は多くなる。ということだろうか?そういう意味でガソリンは「必要悪」なのかも知れない。
しかし、今回の事件で、やっぱり大量殺戮には、ガソリンを使った放火、が有効だと改めて示された。刃物を振り回す、なんて可愛いものだよ。可燃性の液体で簡単に購入できるものはアセトンとかエタノールもある。こんな事件を起こすような犯人なら、酒買ってきて自分で蒸留して高濃度のエタノール作るとか普通に考えそうなので、販売側をいくら規制しても犯罪の防止にはならんだろ。
去年、急激に売れたものが、「酸素ボンベ」だった。スポーツをする人なんかが使うやつ。コロナで肺炎になったら酸素が必要だから、なんていう非現実的な理由で酸素ボンベ買った人が沢山いた。そういう目的になら小さなボンベなんか本当に役に立たないけど、数十メートル走って逃げる間の呼吸用、ならばなんとか使えそう。酸素ボンベと吸入マスクを携帯していた人なら、煙にまかれずに逃げられたかもしれない。
勿論、「逃げ道がある」場合でしか使えないわけだが、酸欠は一瞬で気を失わせ、その後酸素が供給されなければ簡単に死んでしまうことを考えれば、ほんの何十秒かだけでも呼吸が持てば、何か対策を取れる可能性もある。
刃物による攻撃回避のために防刃服を買ってくるより、放火対策で酸素ボンベと吸入マスクの方が利用価値が高いのか?
ただ、これまでの人生でそれを使うようなシチュエーションは1回もなかった。本当に使える場面があるかどうかは疑問。
昔、カメラを常に持ち歩いている期間があった。もし、UFOと遭遇した時に写真を取るため、だったのだが、今までUFOとの遭遇はない。
グアムへ行った時、水中で使える写ルンです、を買って魚の写真なんかを撮っている時に、上空にB2爆撃機が飛来したことがあったので、そのカメラで撮った。
日本に帰ってきて現像に出したら、写真屋さんが
「一枚、フィルムに傷がありました。」と
B2爆撃機。傷だって。
-------------------------------------
■ガソリン販売「規制は限界」=強化後も悪用相次ぐ―専門家指摘・大阪ビル放火
(時事通信社 - 12月21日 07:31)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=6785433
大阪市北区のビル放火事件で、火を付けた疑いが持たれている谷本盛雄容疑者(61)は、ガソリンスタンド(GS)でガソリンを購入したとされる。2019年の京都アニメーション放火事件を受け、携行容器による販売は厳格化されたが、その後もガソリンを使った事件が後を絶たず、専門家は「規制強化には限界がある」と指摘する。
ガソリンは基準に適合した携行缶に入れれば持ち帰ることも可能だが、総務省消防庁は京アニ事件後に関係省令を改正。20年2月から、販売時に身分証による本人確認と使用目的の確認、販売記録の作成を義務付け、不審な点があれば警察に通報することも求めた。
しかし、その後もガソリンを使った放火事件が相次いでいる。今年3月には徳島市で、地元アイドルグループのライブが開かれていた雑居ビルに火を付けられる事件が発生。11月に兵庫県稲美町の住宅が全焼し、小学生の兄弟が死亡した放火殺人事件では、農機具用に購入したガソリンが使われた。
GS関係者からは実効性に疑問の声も上がる。大阪市のGSの男性店長は「使用目的はうそをつかれたらどうしようもない。よほど怪しい人でなければ通報は難しい」と指摘。セルフ式GSの男性店員は「車に給油するふりをして携行缶に入れることも可能だ」と話した。
近畿大の中川知宏准教授(犯罪心理学)は「規制強化でこの種の事件を防ぐのは難しい」と指摘。事件遂行への意志が強い場合、ガソリンを買えなければ他の手段を取るだけで、思いとどまる可能性は低いとし、「被害を減らせるよう、避難経路の確保など環境整備に力を入れる方が有効だ」としている。
ログインしてコメントを確認・投稿する