医師は正しい知識を持てない

「なぜ医師はワクチンについて正しい知識を持てないのでしょうか？」岡田先生がユーチューブに上げた動画「新型コロナワクチンは危険」に対して多かった感想のひとつが、これだったと言います。以下、その理由を箇条書きで説明しています。

この考察は、岡田先生が３０年ほどの歳月をかけて集めた国内外の確かな資料、および自身の体験に基づくものです。事情は欧米でも同じです。医師は、医学分を卒業したあと附属病院で研鑽を積むのです。

しかし、そこは製薬企業からの莫大な寄付金が集まる場所であり、若手の指導に当たる教授、准教授、医局長などの肩書を持つ人たちは、常に製薬企業に忖度せざるをえない状況となっています。

そこで指導を受けた若い医師たちは、製薬会社からもたらされる情報で洗脳を受けた状態で市中病院に就職し、あるいは自身のクリニックを開設し、同じ発想で医療を実践していくことになります。

市中病院やクリニックではＭＲ（医薬情報担当者）と呼ばれる製薬企業の営業担当者から新薬の情報や論文のコピーをもらい、勉強したような気にさせられてしまいます。病院内で開催される勉強会で、製薬企業のＭＲが講師を務めることもしばしばあります。

ほとんどの医師は、医師免許のほかに専門医の資格を取得していきますが、その資格を継続するには、定期的に開催される学会主催の講演会などに参加しなければならないのです。講演会では大学教授など有名医師が演壇に立ちますが、彼らは製薬企業から高額な謝礼と旅費を受け取り、豪華なホテルでの宿泊が約束されています。

もちろん研究費と称する寄付金も受け取っています。つまり医師たちの耳には、製薬企業に不利な情報はいっさい入ってこない仕組みが出来上がっているのです。医師たちは「製薬企業の手のひらで踊らされている」と言っても過言ではないと言います。

では正しい情報はどこにあるのか。これは、海外で日々発表される膨大な論文を読み込んでいくしかないのですが、当然、英文で書かれており、しかも高度な統計学が駆使された内容であるため、簡単に理解することはできないのです。

というよりも学術論文には、巨大製薬企業が雇った数学のプロによる巧みな修飾が施されていて、医師たちはその罠から逃れることができないのです。「大丈夫か、新型ワクチン」医学博士・岡田正彦著書参考。