今やどこにでも存在する自動販売機ですが、
その第1号というのは、1904年に作られた【郵便切手葉書売下機】という自販機だそうですね。
明治37年には、既に自販機が存在していたというのは驚きですが、
それから約117年、自販機の進化は目を見張るものがあります。
ジュースやタバコだけではなくて、珍しい物を売っている自販機もありましてね。
【納豆の自販機】なんてのがありますけど、万が一、中でフタが開いてしまったら大変ですよね。
買った商品が、取り出し口から糸を引いて出てくる図は、あまり見たくないですよね。
それから【焼肉のタレの自販機】もあります。
「私ね、何にでも焼肉のタレを付けて食べちゃうのよ。
だから、うっかり切らしてしまった時、こういう自販機があるとありがたいのよね〜」
こういう焼肉のタレ好きな人の事を【エバラー】というんでしょうかね?
「【ブラジャーの自販機】や【サッカーボールの自販機】なんてのもありましてね、
家族へのプレゼントに好評です」
「へえ〜、そんなのは誰が買うんですか?」
「ブラジャーは父(乳)が買って、サッカーボールは舅(シュート)が買うそうですよ」
以前、ドイツのベルリンに設置されている
【洋服の自動販売機】が話題を集めたなんて事がありました。
この自販機では、Tシャツが僅か2ユーロ、約268円で売られてたんですが、
通行人が『めっちゃ安い!』と喜んで買おうとすると、
自動販売機のモニターに映像が流れるんですね。
その映像には、安い人件費で働かされる工場労働者たちの様子が映し出されて、
その後、【購入】【寄付】の二択を迫られるんですね。
当然、ほとんどの人が【寄付】を選択するそうですけど、
なかなかプレッシャーのかかる自販機ですよね。
ただこれ、よく考えてみると、買ってあげた方が利益が上がって、
働く人たちの労働条件はよくなるんじゃないかと思いますけどね。
一回寄付するより、Tシャツを20枚購入すべきじゃないでしょうかね?
この自販機のように、
本来は知られる事のない部分を映像で流すというのは、いいんじゃないですかね。
営業マンの方なんかは商談の際に、
上司に怒鳴られたり家庭で蔑ろにされる様子をモニターで流すわけですね。
これは先方も断りにくいですから、商談成立の可能性が随分高まりますよね。
あと小学校の運動会では、
足の遅い子がいじめられたり、泣きながら練習してる姿を流せば、
他の子たちは勝ち辛いですよね。
好きな女の子に告白する時には、
その子のゴミ袋をあさったり、郵便物を盗んだり、盗聴器をしかける映像を流せば、
『そんなに私の事が好きなんだ〜』という事が伝わって、
OKされる確率が高まると思うんですけどね。
微笑亭さん太
ログインしてコメントを確認・投稿する