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2021年04月04日18:17

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AMAHAGAN を飲み比べ

内容としては前回の日記の続きであり、これも 04/02(金)のこと。
 
1都3県への緊急事態宣言が解除されるのを待ち望んでいたのだよ。
あの Ichiro’s Malt を求めて秩父へ…。
しかも午前中は日帰りドック検診だったのは先述のとおり。
完全完璧な感染予防を徹底のうえでの「秩父をぶらぶら…」だったけれど「いきなりぃ〜?」なあれこれだったのも先述のとおりである。
 

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とにかく嬉しかった「いきなりぃ〜」のこれも先述のとおり。
昨年は12月になって最初で最後の “D.D.” を Get it だったけれど…? 
今年は最初の「秩父をぶらぶら…」で幸先良く “D.D.” を手に入れたのだから嬉しいではないか。
 

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Ichiro’s Malt の “D.D.” は秘密の倉庫行き。
そして AMAHAGAN は早速に飲み比べ、である。
 

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そんな今宵の Whisky のお供には…? 
 

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この不滅の名盤を選ぶ。
さて、何故にこれを選んだのかと言えば…? 
この日の 19:30 から放送された NHK BS-Premium の名物番組「美の壺」でのお題が Jazz だったのだよ。
NHK の「美の壺」と言えば、Opening はこの名盤の1曲目 “Moanin’” から始まるのが毎度のこと。
この曲名を知らない人や Jazz には興味も無い誰であろうとも、一度くらいはこれを耳にした事がある筈! 
そのくらいに絶対的な名曲の “Moanin’” で始まる「美の壺」が、だよ? 
今回のお題は遂に Jazz と来た! 
お題が Jazz だった「美の壺」の痛快な楽しさ、面白さ、素晴らしさったらば…。
もうその余韻を引きすってしまっての Choice って訳である。
 
そんな NHK BS-Premium の番組「美の壺」こそ、大人向けの教養番組! …である。
出演は2代目の案内役で、裕福な家柄の謎めいた男性なんだけれども、ちょいとおっちょこちょいなご主人を演じる草刈正雄さん。
因みに初代の案内役は旧家の当主という設定の故・谷啓さんで、草刈さんはその甥という設定だった。
谷さん演じる叔父から譲り受けた壺の中から女性の声が…。
そんな語り役の女性も現在は3代目の木村多江ちゃん。
そして番組 Title の文字は、本名も年齢も不詳の書道家、紫舟さん。
江戸切子、扇子、駅弁、はたまた AD(Analog Disk の LP Record)の Jacket といった具合に、そのお題にて「美を鑑賞する Manual」という、これぞ正に大人向けの教養番組! 
その要所要所で流れる BGM こそ、そのお題に合った Jazz の名曲が選ばれているのだから尚更に心地良くて楽しい。
もう NHK の「美の壺」と言ったらば Jazz な番組! 
そんな「美の壺」も放送開始からこの4月で15周年を迎えたのである。
その15周年を記念し、満を持して選ばれた「美を鑑賞する」お題が Jazz だったのだ。
どんなお題であろうとも基本は初心者向けから始まり、誰が観てもその「美の世界」に入りやすい解説が素晴らしい。
そして Expert が観ても「おぉ!」な奥深さも必ずあるという巧みな構成と編集。
今回の Jazz も、Jazz には興味が無い方をも対象にした「楽しみ方」の基本から始まる。
なのだけれど、私のような Jazz 大好きも「えぇ〜? そうだったの?」という驚きの数々…。
あの “新宿 PIT INN” での録音の様子も凄かったぞ! 
あの山下洋輔が、類家心平の奇才ぶりに唖然とした表情が忘れられない。
更には…? 
私も大好きな Guitar Jazz を取り上げてくれたのだから嬉しいではないか。
番組の最後は岩手県の一関市に君臨する「世界一で音が良い Jazz 喫茶店」の “BASIE” だった。
なんと番組 Title の書道家である紫舟さんも “BASIE” の常連客だったとは…。
猛烈に大音量の “BASIE” なのに、彼女は「まるで心療内科のよう」で心も癒やされる場所だと言う。
坂田明さん、タモリさん、鈴木京香さん、有名な映画監督の方々など、著名人の常連客も多い。
たった30分の番組だけれど、今回の Jazz も充実に充実の内容で素晴らしかった。
その余韻を引きすってしまって選んだのが写真の AD なのであった。
 

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Art Blakey & The Jazz Messengers の Moanin’ をお供に始めよう。
先ずは本日手に入れた AMAHAGAN で “Edition No.2” という Red Wine Cask Finish から…。
 

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さぁ〜、どんな香り…? 
おぉ! 
意識してしまうとやっぱり Red Wine Cask Finish な香り、そのもの。
華やかで、適度に甘い果実系の香り。
それとまだ若いぞ、な Malt Whisky ならではの「やんちゃ」ぶりも垣間見せる香りが楽しい。
 

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では、いただきます。
 
おぉ〜! 
口に含んだ瞬間、麦芽系の甘みが一気に広がる。
けれども「ん〜、Mild な味わい」ではない。
若さ故か、適度な苦味、渋味、刺激も伴って、くいっと引き締まる味わい。
そして Bitter な余韻なのだけれど、柑橘系なそれもちょいとある。
英国人が好みそうな Malt Whisky の典型、な雰囲気。
きりっと爽やか、くいっと引き締まって Bitter な余韻。
でもって香りも楽しい。
ん〜。
イイね、イイねぇ〜。
 

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しばらく手のひらで Glass を温めると…? 
あらまっ !? 
ちょいと Mild な味わいに…。
甘い香りにはちょいと重厚感も加わる。
イイね、イイねぇ〜。
こいつは面白いぞ。
 

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続いては同じく AMAHAGAN で “Edition No.3” という Mizunara Cask Finish の出番。
 

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あぁ〜、甘い。
この猛烈に甘い香りがやっぱり特徴的。
麦芽由来の芳醇な甘い香りを「これでもか」なくらいに楽しめる。
同じくミズナラの樽で熟成させた Ichiro’s Malt の M.W.R. と比べても圧倒的に甘い香りなのは以前の日記にも記したとおりである。
 

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では、いただきます。
 
あぁ〜。
芳醇な甘い香り、そのまんまに芳醇な甘みがふわっと広がる。
様々な果実系? 
言葉では上手く表現できない独特の甘みは口の中で更に増していく。
樽香をふわりと感じた頃から適度な苦味が後攻めして来る。
香ばしい甘みはやがて黒糖のような濃厚さにまで変化し、やがて Bitter Chocolate のような余韻に…。
Key Malt は “Edition No.2” と同じなのに、樽の違いでこうも「違うでしょ!」の典型。
怒涛の甘みを楽しみたいのならばこの “Edition No.3” を、くいっと引き締まった爽やかさならば前述の “Edition No.2” がお薦め! 
どちらもまだ「若さ故に」もあるけれど、これが10年、12年、15年と熟成を重ねたらば…? 
いやはや、今後の長濱蒸溜所の AMAHAGAN も楽しみになって来たね。
 

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あぁ〜、楽しい夜だこと。
次は Guitar Jazz を…。
Trumpet はやっぱり Browny を…。
で、ふたつの AMAHAGAN の飲み比べを繰り返す。
Jazz に Coffee とお酒は付き物! 
今宵はふたつの Pure Malt でとことん Jazz を楽しむ。
大人にはね、こういうひと時も必要なのである。
こういう時間もあるからこそ、日々の仕事も頑張れるのだよ。
ん〜、これでまた月曜日からの仕事も Best を尽くす所存である。
 
よしっ! 
これからも大いに働き、大いに遊ぼうぞ!
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