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2021年03月21日17:50

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キャスティング・ウラ話

雨、ですねぇ。
うちの方は豪雨注意報が出ています。


・・・と、それとは全く関係ないのですが、


あまりに芝居の話を書いてないので、
たまにウラ話っぽいものでも書こうかなぁと。


単に雨を見てて、
自分が寂しくなっちゃっただけなんですが(笑)




一年ほど前の話です。

有名な作・演出家さんのワークショップを受けて、
その後の質疑応答の時間に、

参加者の一人から、
「キャスティングで一番大事にしているポイントは?」
という質問が出ました。


役者でもある受講生たちにとって、
これはかなり興味のある話です。

どんな言葉が出るだろうと、
全員が固唾を飲んで見つめる中で、


その演出家さんは、いとも簡単に、


「まず、とにかく性格のいい人。
 これに尽きます」


  ・・・とさらっと答えました。



(あーー、やっぱりそうなんだ)

私も素直に納得。



(え〜? キレイごとじゃないの〜?)

と思われるかもしれませんが、
これ、本音だと思います。


演出家なら、
「こういう方向性の演技をする人」

なんて答えそうですが、違うんです。


私の知っている演出家さんは、
有名無名を問わず、ほぼ全員、

キャスティングで一番大事なのは、
「人柄」とおっしゃっていました。

それほど、芝居というチームプレイには、
信頼感が大切だってことなんでしょうね。



もちろん、演出家自身が性格が悪くて(これもある)、
気に入らない役者をいじめ抜いたり、
ものを投げたり(あのお方のただの真似ですね)、
なんて話はいろいろ聞きます。

自分がそういうことをするのをわかっていて、
オファーを受けた役者に対して、
「途中で降りたら、高額な罰金を取る」
という契約書にサインをさせるところもあるとか。
(これ、実際に知り合いが出演した劇団です)

また、お金目当てで公演を打つ、なんて演出家だと、
たぶん役者の性格なんて(ついでに演技力も)、
どーでもいいでしょうが。


こういうのは、ごくごく一部!

真っ当な演出家さんは、
やっぱり人柄が第一なんだなぁと、
その時に、改めて納得したことを思い出しました。


まぁ、いい演出家さんの公演とかだと、
競争意識の強すぎる人に足を引っ張られたりは、
たまにありますし、

共演者つぶし、みたいな役者さん、
実際にいます。


でも、こういうのって、
けっこう演出家は見ています。

だから、輪を乱すような役者は、
だんだん呼ばれなくなります。


青春ドラマじゃないけど、
みんなで心をひとつにしてかからないと、
いいものは出来ないんですよね。







   ただね・・・、

   


とてもとても難しい問題はあるのです。







性格のいい役者ばかりが集まって、


 心をひとつにして、真摯に作っても、




  いいものが出来ないことも多いという・・・あせあせ(飛び散る汗)



フォト



  は、は、は、言っちまった・・・。


   相変わらず、ひどい雨じゃ・・・。

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