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2021年06月04日17:42

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エッセイ集611:「ワクチン接種(考):全体最適と部分最適」

<ワクチン接種(考):全体最適と部分最適>
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日本でもようやくコロナワクチンの接種者が増え、ほとんどの医療関係者と一部の高齢者を合わせて、約1000万人が少なくとも1回の接種を受けたということです。

世界各国を見ても、接種率が上がるに伴い新規感染者が大きく減少しているようで、日本政府もオリンピックを目前に控えワクチンを「打て、打て」と躍起になるのも理解できなくはありません。

こういう状況の中で、接種に関するネガティブな情報、特に(かなりの率で起こる副反応はさておき)ワクチン接種後の死亡者の情報ははできる限り目立たないように開示しているようです。

米国では1億5000万人に接種して約3000人近く、日本でも600万人に対し85名が接種後10日以内に亡くなっています。

日本の接種対象者を1億人とすると1500〜2000人となり、これは米国と違い比較的コロナの感染者・死者を抑えてきた日本としては相当な数です。

またその死亡例のほとんどが「接種と死亡との間に関連があるとも無いとも言えない」という、はなはだ曖昧な判定となっています(これは補償金にも絡みます)。

政府にはもちろん「全体最適(=全体として効果がリスクを上回る)」の観点しかなく、うがって考えれば、少人数の犠牲(急死者)の上に、多数の死者や長期入院者を防ぐ方が効率的というわけです。

しかし個人としては、「全体最適」の中で「部分最適(個人の生存)」を犠牲にされたら、端的に言えばコロナでなくワクチン接種で死ぬことになれば、たまったものではありません。

政府が、オリンピックを強く意識して、乾いた響きで「打て、打て」というほど、「政府のご都合のために打つのは嫌だ」という気分を持つ人も多くなるような気もします。
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