最高に好きな部類のアニメーション「プラスティック・メモリーズ」
人間そっくりで、心を持ったアンドロイドが登場し、
それが一般化した未来。それでもそのアンドロイドは発展途中、
その最たる部分が81,920時間の耐用期間、耐用年数約9年4ヶ月の
心の寿命、それを過ぎると暴走する可能性が高くなる。
そんな寿命を迎えるアンドロイドを回収するのが主人公とヒロイン。
ヒロインはアンドロイドで自身が2000時間後には回収される対象。
物語の途中、残り時間1000時間を切った時、初めてそれをを知った上で、
一緒に残り時間を過ごすことを決めた二人の恋愛、生き方の物語なのですが、
日本人らしいロボットに対する考え方で、非常に好きです。
そんな物語の脚本家が出した小説。
「プラスティック・メモリーズ -Heartfelt Thanks-」
この内容は、アニメーションには無かった部分、
主人公の優しさとアンドロイドの販売に関する補足的な話、
ヒロインが元パートナーが負傷した時、不在だった理由の話、
それ以外の登場人物の物語三篇、五編です。
さすがに直接の脚本を書いただけあって、アニメーションの
ストーリーとの整合性も素晴らしく、単体でも楽しめるものの、
アニメーションを見てから読んでよかったと思います。
まあ、発売当初、手に入れ損なってから随分探しましたが、
期待に違わぬ名作でした。
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