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2020年11月08日20:46

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今週の「麒麟がくる」

今日は有名な金ヶ崎崩れの話でした。

信長は帝から「天下静謐」の勅を戴いての出兵です。

先週書き忘れましたが、先週のシーンで帝と信長の対面の場面にはなんか違和感を感じました。
帝は一応俳優が演じていますが、お顔も半分だけで御簾の向こうであり、そのお言葉も後で信長が回想して語るというものでした。
なんか昔の大河ドラマみたいです。
戦後すぐの大河ドラマはまだ戦時中の名残が残っていたのか、特に「義経」など帝を俳優が演じませんでした。
どうしても必要なときは、御簾の向こうから声だけだったのです。
それが「新・平家物語」では俳優が堂々と帝や上皇・法皇を演じたので、戦後も遠くなったと話題になったものです。
なんか今回のドラマは、昔に逆戻りした感じです。
でも帝の御所の塀の脇のあのまっすぐな道、これでこそ京都です。
道がまっすぐじゃなきゃ京都じゃないんです。
道がはるか向こうまでまっすぐなオープンセットが難しいのなら、今ではCGを駆使すればいくらでも再現できるはずです。
道がくねくね入り組んだ京都の町のセットは何とかしてほしいです。ましてや洛中に山なんていうのは勘弁してください。
山は都の周りにあるんです!

さて、今日の回。「泣く信長」は二回目ですね。
光秀「信長さまは死んじゃいかんのです!」って、あとであんたが殺すんでしょwww
本能寺の変は有名だから、ここでこれを書いてもネタバレにはならないでしょう。
なんて、思い出すのは「平清盛」のレビューで、深キョンの時子初登場のシーンで「この時子が壇ノ浦でダイブするシーンがどうのこうの」って書いたら、「ネタバレされた」ってめちゃくちゃぶち切れしたmixiの読者がいたのです。
「あのねえ、平家滅亡の時は時子が孫の安徳天皇を抱いて壇ノ浦で入水するなんてのは常識でしょ。義務教育の中学校で習うことでしょ」と呆れてものが言えませんでした。

ま、それはさておき、秀吉が自分を殿(しんがり)にと売り込むシーン、羽のある虫がどうのこうのって、切羽詰まった状況であんなご託を並べるなんて、いかにも芝居じみててやっぱ「ドラマ」だなあと思いました。
妹の話を始めたので、後に家康の妻となる朝日姫のことかと思っていたら死んじゃったって、朝日姫の下にもう一人妹がいたのか、あるいはいたというこのドラマだけの設定なのかな……?
朝日姫というと「おんな太閤記」泉ピン子演じる朝日姫のイメージがいちばん強いです。
無理やり離縁させられた夫はせんだみつおだった。
そういえば大政所は赤木春恵だったし、もろに橋田壽賀子ドラマならではの配役でした。

さて、金ヶ崎崩れの殿(しんがり)が秀吉だったっていうのは有名な話だけど、光秀も一緒だったっていうのはこのドラマの設定かなと思いきや、調べたら本当だったんですね。これは義務教育の中学校じゃ習わないぞ。
ただ、この戦さに家康も参戦していたというのは後世に書かれた『徳川実紀』などに書いてあるだけで、この時代の史料には全く証拠がないそうです。

いよいよ来週は信長と義昭の対立? その原因は全部あの摂津だな。悪いやつ。

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