金沢から 富山県に向かった。
富山市ガラス美術館に行く為であった。
ガラス美術館に着いたのは、午後2時よりも少し前だった。
そしたら、午後2時から「見どころトーク」が始まるというので、せっかくだから参加してみた。まさか、そういうイベントがあるとは知らなかった。
「ミクロコスモス」という展覧会の説明を聞いた。
「本展覧会では、身の回りの世界と自分自身との関係について熟考しながら、ガラスを用いて表現を行う7人の作家を紹介します。作家たちは身近な植物や生き物、あるいはそれぞれの表現素材そのものの中に、力強さや美しさ、生命感見出しながら作品を制作しています。
自分とは異なる存在や物質と出会い、それらの成り立ちや性質に寄り添いながら、制作行為の中で自らの感覚を重ね合わせていくこと。こうした自分以外の存在との交流の試みの中で、作家たちは小宇宙とも言うべき繊細で複雑な作品世界を構築しています。」
伊藤真知子・・・ガラスを糸のように扱って、かぎ針で縫うように作品を作り上げた。
言上真舟・・・スウェーデンに留学。捨ててあったガラスのかけらを使って、作品を作り上げた。ガラスの靴や ガラスのドレスが光に反射して 美しくきらめいていた。
小曽川瑠那・・・身近にある花をモチーフにしていた。地味な色。
人生の儚さが感じられる。
谷口嘉・・・壁にガラスをたくさん貼り付けていた。トリエンナーレで展示されているようなオブジェだった。
勝川夏樹・・・ガラスを白い粉のようにして、手でこねて作品を作っていた。
猪野屋牧子・・・植物をモチーフにして、バーナーであぶって作品を作っている。
色がカラフルで、綺麗だった。
渡辺千恵美…沈金の技術を使っていて、繊細な作品。こういうガラス作品は初めて観た。
最初に「見どころ」を聞いてから、作品を観たので 良く分かった。
他の階では、「イヴァナ・シュラムコヴァ ここにあるもの」という展覧会や、コレクション展、グラス・アート・ガーデン チフーリの作品が展示されていた。
チフーリといえば、名古屋の大一美術館や 箱根のガラスの森美術館で 展示されている。私にとっては お馴染みの作家で、こんな所にもチフーリの展示があるとは思わなかった。
嬉しかった。
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