かつての、主要な駅ごとにレコードショップがあった頃は色んなお店を回るのが楽しみだった。「なんで其方は此処に?!」という出逢いがあって楽しかった記憶がたくさんある。
マレーシアのJALホテルの前にあった小さなレコードショップに探し求めていたブツがあったりする。
とにかくレコード/CDは現物を見て(迷いながら)買うのが楽しい。
そんな楽しみ(意外な出逢い)が確実に減った今、不意の出逢いを保障してくれるのが中古屋さん。先日お茶の水の音盤連盟で見つけたのがこのセット。
パウル・パデュラ=スコダのシューベルト/ピアノソナタ全集で楽器はフォルテピアノ。これは嬉しい。早速宝物になった。
やっぱりシューベルトの其方、ではなくてソナタは幻想曲や即興曲とかが混じっていない純正がいいなと9枚のCDを聴き通して感じた。
パデュラ=スコダはいろんなフォルテピアノを弾いていて、曲によりサウンドにも起伏がある。でも、奇をてらったようなことはなく、至ってオーソドックスという印象。むしろ同じ楽器で通したフェルミューレンの方が独創的に聞こえる。
フォルテピアノがいいのか、モダンピアノがいいのかはまだまだ微妙。それぞれにいい演奏があるからいろいろ楽しめばいいのかな。
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