発振回路試作

テルミン1号機（by八ヶ岳クラブ）から出る音が良くない。発振回路の波形を見るとノコギリ波に近い。正弦波なら良い音になるかは分からないがノコギリ波ではどう贔屓目に見ても良い音が出そうに思えない。
テルミン製作を始める前にネットで回路図を集めていた。その中のJO4EFJというコールサインのアマチュア無線局の回路図がある。波形を比較するために発振回路のアンテナ側の部分だけをＦＣＺ基板で作ってみた（固定側はセラロックを使用）。


1号機の発振回路の波形と比べるとJO4EFJの波形が正弦波に近いことが分かる。

JO4EFJテルミンの波形

八ヶ岳テルミンの波形

久しぶりにＦＣＺ基板で工作したこともあってかトランジスターへの配線を回路図と同じＥＢＣの順にしてしまった。２ＳＣ１８１５だけでなく多くの日本のトランジスターはＥＣＢ（エクボと覚えたらしい）なのでそのままでは動作しない。最終的に製作するつもりＥＭテルミン（Etherwabe）に使う予定の米国製のトランジスター２Ｎ３９０４（２ＳＣ１８１５とほぼ同じ電気特性らしい）は回路図と同じＥＢＣの順になっている。配線をやり直すのも面倒なのでこちらのＴＲを使ったが全く問題なかった。

トランジスターの足を比べてみる