とある街の漫画喫茶に入ろうと思って、入り口フロアに進入してみたら度肝を抜かれた。
フロント係が応対することなく、無人受付で入退室ができる自動精算機が鎮座してるじゃないっすか。
うわー、都会を歩くといろいろなものに出くわすね、ここが漫画喫茶の最先端かしら。
しかも全室オートロック付きの防音完全個室になってる。
これなら盗難とかパーテーションの切れ間を気にすることなく、安心してくつろげる。
隣の部屋の人が気になったり、逆に気を遣う事って結構あるからね。
個室の鍵はビジネスホテルなどでよく見かけるカードキーが利用されている。
内側から鍵のかかる部屋っていうのはこれまでも見かけてた気がするが、完全オートロックとは恐れ入った。
本やドリンクを取りに行っている間に限らず、トイレやシャワーなど長時間席を開ける場合も大変助かる。
あまりの施設の充実ぶりに、毛布をかたずけていた店員さんに思わず声をかけてしまった。
「このお店すごく綺麗ですね、いつから営業をしているのですか」
「あはは、どうもありがとうございます。えーあっと、たしか今年からの営業ですね」
ああ、バイト君でしたか、お仕事の邪魔して申し訳ない。
営業を始めてから一年未満なだけあって、トイレもまだキレイ。
んっ、トイレの奥に何かスペースがあるな。
おおっ、これまた広くて使いやすそうな洗面台、それにコインランドリーまでついてる。
ハハーン、そうか、ここまでくればこのお店の目指すところが分かってくる。
漫画喫茶というよりは、簡易宿泊施設としての利便性を追求しているんだな。
洗面台の向こう側に設置されていたシャワー室を見ると、先日、私が都内で一泊だけ宿を取った安ホステルのシャワールームに瓜二つ。
なるほどなあ、この漫画喫茶は全国にチェーン展開している有名店だけれど、各店舗ごとに地域やオーナーさんの意向にあわせてカスタマイズしてるんだな。
その他の特徴として、部屋のタイプがフラットタイプしかない、下着や石鹸などのアメニティ販売が充実してる、部屋のネット予約ができる、途中外出が可能となってて、すごくお泊りしやすい感じ。
逆に、本や雑誌の在庫はあまり充実してなかった。
そのため、私は3時間の利用時間のうち、読みたい本が置いていなかったので1時間以上はPCで動画を見ていた。
施設や個室空間に床面積を割り当ててしまったため、本類を置くスペースは最小限となってしまったためだろう。
しかしながら、漫画喫茶で一夜を明かすとなった場合、これ以上の環境は無い。
すげえな、こんなところがあるんだな。ホント勉強になる。
終電過ぎまで遊んだ後の魂の休息場所を見つけた。
※このカードの中でひらめきを感じたものを一枚選んでください
※78枚のカードに宿る精霊たちが次の内容で選んでくれた貴方をしばらく守護します。お守りを持つように選んだカードを意識の奥に沈めておくとよいでしょう。
左(THE FOOL):新しい世界に向かって歩み始める時が到来し進むべき方向を定める必要があるため自分自身の本音を見つめる素直さを持たせる(サポート中)
中(ワンドのキング):気力体力とも充実し全ての事柄に対して強気に出られる状況となるため傲慢とならないように周囲への気配りを忘れさせない(サポート強)
右(剣の2):取り組むべき課題に真っ向から対応しなければならないため心の中の誠実さを強める(サポート弱)
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