今朝の広島は、おだやかな朝を迎えている。
このあと日帰り出張のため、いつもより早めに起きて日記更新をしているというわけだ。
初めてひとりで運転する機会であり、それなりに不安はあるが頑張ってきたいと思っている。
そんな私だが、昨日は別の意味で頑張ったことがあった。
事の始まりは、仕事を終えていつものように家に向かって歩いていた時だった。
突然、50代らしき夫婦に声をかけられたのである。
何だろう?と思い立ち止まって話を聞いたのだが、なんだか言葉少なである。
どうやら中国から来た観光客のようで、2人ともスーツケースを引いて途方に暮れている感じだった。
言葉があまり通じないので最初は意図が分からなかったが、やがて奥さんらしき人がスマホを見せてくる。
そこにある地図には、目的地らしき青い丸印があった。
「ここ?」と指をさしながら尋ねると、「そうです」みたいな表情をする。
どうやら、広島駅にほど近い、猿猴橋付近に行きたいようだった。
猿猴橋の辺りだったら、私の家も近いしちょっと寄り道すればたどり着ける。
中国語は大学時代に3年間勉強したが、とてもそこまで道案内できるようなスキルはない。
というか、地図で現在地も行先も示されているのに駅から生反対の位置にいるということは、仮に道順を教えてもたどり着くことは困難だろう。
そこで「こういうときは一日一善だ!」とばかりに現地まで2人を案内することにした。
とはいえ、一緒に行きましょう!という中国語もよく分からないので、手ぶりでその意図を伝える。
すると意図を分かってくれたのか、2人してキャリーバッグを引いて歩き出した。
ちょっと表情は、ちょっと安堵したようにも見えた。
とはいえ、地図で示された先に何があるのか、私も見当がつかない。
ホテルなのか?それとも単なるツアーの集合場所なのか?はたまた食事をするところなのか?
その場所に行く意図を聞こうにも、なんせ言葉が通じない。
果たして、この「御一行」の運命やいかに!?
続きは、また明日以降の日記でレポートしたいと考えている今朝の私であった
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