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2019年10月02日19:59

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オゾンホールの縮小は環境対策の成果......ではない?

 雨が降りそうな朝だったのだが、夜明けごろから少々ぱらついただけで、そのあと曇りの天気だった本日。保育園児たちはほぼ予定通りにやってきた。
 今日は、「この世がどうやってできたか」という話をした。カオスを三日間煮込んだカレー、という我ながらナイスなたとえで説明してみた。子どもの吸収力はとても素晴らしく、6月に話をした内容は覚えていて「トマトはグルタミン酸」と口々に言う。上手に育てると、いくらでも天才児がでてきそうなのだが、日本の教育機関には天才児を育てる、何ていう目的は全くない。出る杭が打たれるのが関の山で不憫な教育システムだと思う。
 私立の学校にはそうでないところもあるのだろうが、ほとんどの地域でそのような選択肢はないし、あったとしても学費云々の関係で選べない人も多い。
 個人的には、自分が子どものころはとにかく「やる気をそがれる」ようなことしか学校にはなかった。出る杭は打たれる、さらに主張すると「あからさまに無視される」。先生が自分の力のなさを認める勇気など持ち合わせているわけもなく、象徴的な出来事はこれ

 中学1年の時、「12にできるだけ小さい数を掛けて、ある数の2乗になるようにしたい、掛ける数を求めよ」という問題。中学生に正しく出題するためには正の整数という条件を書いておかないとだめなのだが、それが書かれていないので、無理数とか負の数でさえ該当してしまう。そんなことを、まだ学習していない無理数や虚数の話は置いといて先生に質問を浴びせたら、
 「そんな数は簡単には見つからないから、考えなくてよい」だと。

 その数学の先生は、3年間務めたあと教師を辞めたらしいが、同情の余地もない。馬鹿が教師をやっている見本例。

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 オゾンホールの縮小が、フロンガスの削減効果では説明できないとのこと。そもそも代替フロンはほぼ同様の環境破壊効果があると思えるし、環境対策という観点よりは法的に使わざるを得ないから使っているのが実情で、人間が努力したことと環境変化に因果関係が見られない、と考えられているのが実情らしい。

 オゾンホールがどうちゃらこうちゃらで人類が滅亡する、とか言ってた人は、これでオカルトの仲間入り?
 北極の氷も増えているし、産業活動ってあまり環境変化に寄与しないのでは?

 劇的に変化した例もあって、エジプトのアスワンダム・アスワンハイダムの建設は下流のデルタを大きく消滅させた。ロシアでは灌漑でアラル湖の大半が干上がるとかもある。雨の少ない地域で川をいじりだすと相当のダメージがあることが分かる。
 日本では、大きな被害が目立たないのでわかりにくいが、今後使用限界を迎える大規模なダムの処置とかどうするんだろうね? 原発の処理なんかと合わせて負の遺産だと感じる。そんな事業でも利益を出せるような仕組みを作り出せるのだろうか?


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以下 NEWSWEEK の記事から引用

オゾンホールの縮小は環境対策の成果......ではない?
2019年9月26日(木)13時11分
K・ソア・ジェンセン

<フロン使用を規制した国際議定書よりも効果的だったものとは>

ヨーロッパの気候観測プログラム「コペルニクス大気監視サービス(CAMS)」によると、南極上空のオゾンホールは今年、異例なほど縮小しているらしい。

例年の9月中旬に観測される大きさの半分以下だったという。オゾン層は太陽からの有害な紫外線を吸収し、地上に降り注ぐのを防ぐ働きをしている。

だが、オゾン層の破壊によって生じるオゾンホールが1980年代から問題になっていた。CAMS副代表のリチャード・エンゲレンは、縮小の理由は不明だという。

「(塩素や臭素を含むフロンなどのオゾン層を破壊する化合物を規制した)モントリオール議定書の成果と関係あるとは必ずしも言えない。むしろ気象力学と関わっているだろう。気候変動と関係があるのかと問う人が多いだろうが、現時点では何とも言えない」

オゾン層への影響が明らかになって以来、フロンの削減は環境における最大の目標の1つ。世界気象機関は昨年、2060年までにオゾン層を1980年の水準に戻せる可能性があると発表している。

<本誌2019年10月1日号掲載>

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■南極のオゾン層破壊「回復始まる」元に戻るのは2060年代か?(動画)
(ハザードラボ - 11月06日 16:41)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=187&from=diary&id=5364259

 南極上空を覆うオゾン層に含まれる破壊物質が減少し、オゾンホールが回復傾向にあると気象庁が6日発表した。上空約10〜50キロの成層圏に存在するオゾン層は、太陽からの有害な紫外線を吸収し、地上の生態系を保護する役割を果たしている。
 オゾンホールは、南極上空のオゾン層が極端に少なくなる現象で、南半球の冬から春にあたる8月〜9月にかけてオゾン層に穴が空いたような状態になることから名付けられた。3年前には過去5年間で最大の2780万㎢まで大きくなったが、昨年は1968万㎢と3割ほど縮小し、29年ぶりの快挙が報じられた。
 気象庁が米航空宇宙局(NASA)の観測データを分析した結果、今年は8月中旬にオゾンホールが発生し、9月20日に南極大陸の面積の約1.8倍にあたる2460万㎢に拡大し、昨年に比べて大きくなった。これは、今年は南極上空の気温が低く、オゾン層の破壊が起こりやすい気象条件が揃っていたのが原因だという。(動画は2018年のオゾン量の変化/NASA)

 一方、世界気象機関(WMO)や国際環境計画(UNEP)は5日、エクアドルで開催中の国際会議で、「南極成層圏のオゾンの量は、過去10年間で1〜3%ほど増加している」と報告し、オゾン層の破壊が懸念されるようになった1980年以前のレベルに回復するのは2060年代だという見通しを示した。
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