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2019年08月29日19:41

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380万年前の猿人の頭蓋骨、ほぼ完全な形で見つかる 顔を復元

380万年前の猿人の頭蓋骨、ほぼ完全な形で見つかる 顔を復元
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[ワシントン 28日 ロイター] - エチオピアで、380万年前のアウストラロピテクス・アナメンシス(アナメンシス猿人)の頭蓋骨がほぼ完全な形で見つかり、顔が復元された。科学者らが28日発表した。

最終的に現生人類へとつながる進化系統の重要な時期に関する手掛かりを示す発見となる。

科学誌ネイチャーに掲載された研究によると、頭蓋骨は2016年にエチオピアの首都アディスアベバの北東約550キロで発見され、成人男性のものだという。これまでの研究では、アナメンシス猿人の身長は約150センチに達したことが示唆されているが、今回は推定身長は示されなかった。

アナメンシス猿人は、「ルーシー」のニックネームで知られるアウストラロピテクス・アファレンシス(アファール猿人)の直接の祖先と考えられている。ルーシーは約320万年前に生存していたとされ、化石人骨が1974年にエチオピアで発見された。


研究を主導した米クリーブランド自然史博物館の古人類学者、ヨハネス・ハイレ・セラシエ氏は、頭蓋骨の発見について「これは一生に一度の発見だ。これほどエキサイティングなものはない」とコメント。化石で発見された300万年以上前の初期人類の中で、最も完全な形で残された頭蓋骨だ、と述べた。


これまでに見つかっていたアナメンシス猿人の頭部の化石は顎の一部と歯のみで、この種について完全に理解するのは困難だった。
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現在でも多毛症と呼ばれる人は、顔中に長い毛が生える。産毛程度なら誰でもあるから、毛根は、部位によってどのような生え方をするかを知っている事になる。現代では永久脱毛という方法もあるだろうから、治療法があるという点では先進国ではそう大きな問題とは言えないだろう。

所で猿人にどれくらいの体毛がはえていたかは興味ある。一般的にはチンパンジーとの共通祖先で勢力争いに負けた側が平原に移動した。森林の現象なども理由とあったろう。

この時点で、チンパンジーとホモサピエンスは分化したのであるが、さて、この頃の猿がどれくらいの体毛を持っていたかはたぶん、誰も知らない。このころの猿が裸だった可能性もある。

その後の進化で、森にする猿はみな体毛を獲得した、という話だってゼロではない。が、現生する多くの猿が体毛を持つこと、曲鼻亜目のキツネザルなども体毛を持つ事から、おそらくは最初からみんな体毛をもっており、裸ではなかったと考えられる。

猿人に分岐したのち、原人、旧人、新人と多くの種を生み出した。ホモサピエンスのみが生き残るのだが、猿人の小爆発と呼んでよいくらい多様な種を生み出した。猿人の草原への適用が如何に革新的な適用であったかをこれは示唆しているように思われる。

森という天国から追われた猿人たちは、草原で適用するために、幾つもの困難に対応する必要があった。隠れる場所も逃げる場所も少なく、食料にも乏しい場所では、エネルギーを十分に採取できなかったであろう。だが、比較的巨大となる方向へ進化できたおかげで、知能を司る適切な脳の大きさを獲得することがきたわけである。

草原に対応するには、森林での生活で有利であった様々な特質が邪魔になった。樹上で自由に動くための腕の長さは邪魔だったはずだ。前傾姿勢は歩くのには不適だった。残念ながら四足に戻るよりも、二足化を進める方が楽だったのだろう。我々が肩こりや腰痛に悩む原因である。

歩くことが生存的に有利になる。より遠くを見渡せるために長身化する。そして垂直に脳を持ちあがた事で、脳の巨大化に骨格として耐えられるようになったとも思われる。その過程で、草原で生活するのに黒い体毛(チンパンジーと類似する色と仮定)は、目立つものではないか。

草に隠れる必要がある動物は、草原や土に近い色をしている。ライオンやインパラなどはそういう色だ。ハイエナもそうだが、生まれたばかりは黒というのは巣穴を持つことと関係があるのだろうか。一方で黒い色はカバやゾウ、水牛などがいる。これらは隠れるには体が大きすぎる。シマウマなどのように白黒のような色が生存に有利であるのは面白い。

草原の色に合わせるために体毛を失ったのはかなり早い時期ではないか、と想像するのは面白い。強い太陽光に対応するために肌が黒くなるのはその後であろうと思われる。すると、猿人の頃に既に失っているとして復元図を作成すれば印象はかなり変わるはずである。

猿人が金髪のような色であったと仮定するのも面白いと思うが、黒人の体毛がそうなっていないので、また黒に戻す理由を探さなければならない。

体毛に対する印象は、どうも強い。ムダ毛を嫌う風潮がどの時代のいつから起きたのかは知らない。全裸監督でまだ見直されるのであるが、ムダ毛の歴史と服飾の歴史は関連している。肌を出す服飾が一般的になるのに比例してムダ毛も普通に行われるようになったらしい。だが、これは女性で最初におき、男性ではそのような文化は遅れて到来する。

いずれにしろ、毛が残っている部位というのはどこも「擦れる」部位であるから、役割の一つとして摩擦を軽減して、肉体を守るという役割があるように思われる。

裸のメリットは何であろうか。草原の中での隠れやすさがあると思うが、汗の蒸発を促進するというのもあるのだろうか。だが、多くの動物が毛を持っている以上、少し説得力がない。性淘汰として毛のない方が好まれたというのはありそうである。

どちらにしろ原人をチンパンジーと同じ体毛で描くのは想像性に乏しく詰まらないと、思った次第。ご先祖様、アフリカの平原はどうでしたか?

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