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2019年05月23日09:39

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[趣味]卑弥呼の葬祭

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勝手に週刊連載TL「俺の本棚」、第181回。
日曜日は多分使い物にならないから前倒しで。
今回はこれ。
高田崇史さんの『卑弥呼の葬祭』。
先日たまたま本屋で見かけるまで、出てた事にすら気付いてなかったっていう体たらく。
いや、歴史小説の単行本の棚に並んでたからチェックしてなかったのよ。
確かに古代史が絡んでるけど現代が舞台の作品だよ三○堂さんよ…。

で、内容なんですが。
タイトルと帯に書いてあるまんま。
卑弥呼、邪馬台国、天岩戸、宇佐神宮。
予備知識がないと、正直言ってさっぱり理解出来ないと思います。
ところが知識があると、とんでもなく面白いんだなぁ、コレが!

去年あたり、まだ「かたり屋」を名乗る前にある友人にちょっとだけ話した八幡宮の「本質」、どうやら概ね正解だったみたい。
そこに自力で辿り着けたのは、純粋に嬉しいし自信にもなりましたね。
ただ、その先まではちゃんと辿り着けなかったのは悔しさ半分ってところです。
まだまだ精進していかないとね。

あ、ちなみにこの作品、高田さんの「QED」シリーズのスピンオフ、「毒草師」の第4作『七夕の雨闇』に出て来る萬願寺響子というキャラクターが主人公なので、内容共々完全に初見殺しです。
どうしてもこっちを先に書きたかったから順番が前後するけど、次回書く『鬼門の将軍』という前日譚があり、
時系列的には『鬼門の将軍』、『七夕の雨闇』、そして今作と並びます。
前述の通り、この作品単体ではその面白さの一割も得られないでしょう。
もし読むなら「QED」シリーズを読んでからの方が絶対にお勧め。
特に『伊勢の曙光』の知識が無いと、完全に迷子になります。
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