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2019年04月19日03:13

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ダグラス・マッカーサー

ネットでこのマッカーサーについて酷い誤解をしている人がいるので、開いた口が塞がりませんでした。その人はブログにこう書いていたのです。「厚木空港に降り立ったマッカーサーは『老兵は死なず。ただ消え去るのみ』とつぶやきました」と。
私はあんぐりと口を開けました。恥をさらすとはこのことです。私もネットでけっこう間違った情報を発信してきた口ですが、これはあまりにも酷い。
そもそも、この有名な言葉は、日本でではなく、1951年4月19日、ワシントンD.C.の上下院の合同会議に出席したマッカーサーがGHQ統合参謀本部長を退任する際に演説を行った際のものです。最後に、ウェストポイントに自身が在籍していた当時(19世紀末)、兵士の間で流行していた風刺歌のフレーズを引用して、「老兵は死なず、ただ消え去るのみ」と述べ、有名になったものです。
ちなみに彼を解任への道に追いやったのは、一度も会ったことがないのに、なぜかマッカーサーを毛嫌いしていたルーズベルト新大統領でした。

そもそもマッカーサーはどこから厚木基地にやってきたのでしょうか。アメリカ本土からではありません。彼はトルーマン大統領(当時)の信任が厚く、フィリピン経営を託されて、太平戦争中に日本軍と対峙していたのでした。

1951年 、このダグラス・マッカーサーが軍を退役し、この有名な演説を行ったのが、4月19日だったのです。
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