mixiユーザー(id:5089039)

2019年03月06日09:41

229 view

DNAの不思議


船井幸雄さんは「断末魔の資本主義」(徳間書店)で次のように述べています。
私の友人である筑波大学名誉教の授村上和雄さんといえば、生命科学の第一人者です。
村上さんはヒトのDNAを解析して、1983年に世界ではじめて高血圧の黒幕遺伝子であるレニンの解読に成功しています。これは、あのパスツール研究所もなしえなかった快挙です。

村上さんが常々口にしている「サムシング・グレート」、 これは「宇宙の意志」と言い換えてもいいと思うのですが、 の命名者でもあります。
村上さんがなぜ、「サムシング・グレート」と言う存在を感じるようになったかについて紹介しておきたいと思います。彼は、次のように述べています。

DNAにはたった4つの塩基文字で、すべての遺伝情報が書き込まれています。人間だけではなく、地球上のあらゆる生き物が、同じ遺伝子暗号によって生きているのです。そしてこの遺伝子が1秒の休みもなく働かなければ、生き物は生存できません。

遺伝子暗号の配列から、人間という生命が誕生する確率を考えてください。
DNAには4つの化学文字があるわけですから、1番目は4通りの可能性があり、2番目は16通り、3番目は64通り、4番目で256通りの可能性があります。
それが30億ペアーで連なっているのです。256×30億の可能性があるのです。その中のたった一つがヒトの遺伝子配列です。

そんな精巧な設計図を誰が作ったのでしょうだ?
NASAの元研究員で、宇宙物理学者の桜井邦朋さんは、「ビッグバンの瞬間にわずかなずれがあれば、人類は生まれてこない。宇宙には意志がある」と語っています。

私は膨大な遺伝子暗号を書いた「サムシング・グレート」の存在を感じずにはいられないのです。生命は「サムシング・グレート」からの贈り物なのです。

そして、このDNAの重さは2000億分の1グラムしかありません。 地球上の全人類のDNAを集めたとしても、米粒1粒の重さでしかありません。

「生命が発生する確率は、印刷工場の爆発で、偶然、大きな辞典ができる確率に等しい」と言ったのは、アメリカのブリンストン大學の生物学者のエドウィン・コンクリン教授ですが、爆発の偶然の結果として辞典などできるはずがありませんから、生命の発生もまた偶然ではないと私は思います。

さらに,村上さんは次のようにも述べています。
「生命体が弱肉強食でなく共生的であることは、人間の細胞の働きをみるだけでも十分にわかります。なぜなら、個々の細胞は全体に奉仕する形で働いているし、全体は個々の細胞が生きられるようにコントロールしている。そして、個々の細胞間では、助け合いや分かち合いが行なわれているのです。

この考え方は、正しいと思います。喰代栄一さんは「地球は心を持っている」(日本教文社)でこんなことを書いています。
「射精した男性は自分の8万5千倍もの巨大な卵子の壁を破らなければなりませんが、このとき約1億個の精子が協力し、助けあいと自己犠牲の精神で自分たちの代表を実に巧妙で精緻なプロセスで卵子の中に送り届けるというのです。生命は必然、必要で地球に誕生したのです」

2 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する