mixiユーザー(id:763374)

2019年03月31日19:15

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すべての概念が変わる。

目の回る忙しさがつづいている。
大学は春休みなのだが、4月からスタートする中国南京の南広学院大学での新しい国際授業へのスタートとともに、北京、香港でもいくつものプロジェクトが立ち上がりってきている。

3月末、北京に飛び毎日のように濃い会議と打ち合わせの5日間を過ごしてきた。
時代は間違いなく大きく変わっていっている。
やはり5Gを中心に、この1年で変わっていくか、そういった「これからの時代」に対して、何をやっていくかといった、そういった話し合いできた。

このブログでもいってきたのだが、大学は“研究”があり、“コンテンツ化”をしていき、そしてそれを“ビジネス”につなげていく流れが必ず必要だと思っている。

それも高い意識を持ったチームの中での“研究”、“コンテンツ化”、“ビジネス”でなければ大学の意味がない。
時代はエクスポネンシャルに流れている。
1年前のことは、もう古い過去としてビジネスにはなっていかない。
“研究”によって新しいものを生み出し、それを“コンテンツ化”し、イノベーションを起こせるものが、“ビジネス”となる。

昨年から実はうんざりしていることがある。
日本の教育だ。
昨年、上海の高校を回ってきたとき、「勝負にならない」とハッキリわかった。
もちろん上海という特別な場所だとわかっている。
だが、特別な場所にしろ、そこで行われている教育は、ちゃんと時代を捉えた「研究」があっての教育であり、テンプレートで教える勉強ではない。
ひとりひとりが時代と向き合い、成長するための「研究」意識が、生徒にも先生にもある。特に先生は、順番に目的を持って海外に留学して、そこで学び研究してきたことを、生徒と研究していくというシステムができていた。

これはもう、日本の大学でもまったくできていないことを、中国では高校でできているということだ。

大学を変えたいとここ何年か動いてきたし、時代と地域の中で、“研究”をし、“コンテンツ化”してきているのだが、最近徒労を感じている。
何人かはたしかに、意識を持った学生はいる。
だが、全体の3%にも満たない数しかいない。

まず、学生も先生も、大学だというのに「研究」という意識がほとんどない。
それどころか、「研究」することに対して、「答えを教えてくれない」と平然と言ってくる学生もいる。
「研究」とは、答えがないから「研究」するものだという意識すらない。
先生にしても同じで、ぼくは学生たちと教室で授業はやらない。
研究室や他の専門知識を持った大学に出向いて、現場でコラボしてコンテンツ制作をやっている、まぁ、高校や専門学校じゃあるまいし、研究とはそういうものだと思っているから、ゼミではそういう形で制作している。
だが、他のゼミ生や、先生たちは授業放棄と見るものもいるからこまったものだ。
授業とは教室でやるものだと、それが常識だと思っているこそが、そもそも大学としておかしいことだ。

まぁ、いつも言っているのだが、「研究」という目的を持っていない、学生、先生は専門学校に行ってもらいたい。

とはいっても、こんな考えを持っているものはほとんど今いる大学にいないわけだから、研究は、今回、新しい形としても中国南京の南広学院大学での新しい国際授業へのスタートにともない、中国を中心にやっていこうと思っている。

北京を中心としたチームとともに、ITに関しては香港のチームから参加の声がかかっている。

今、時代はまったく違う時代へと変わってしまう。
今までの産業革命とは規模の違う、人類が今までで一番進化し、変化していく時代のど真ん中にいることをみんなはわかっているのだろうか。
Smartphoneがこの世に出てきて、10年少しで、世界中の人たちがSmartphoneなしてで生きられなくなっている。
そのSmartphoneが、5Gになる今年(日本は来年を予定)、今までのSmartphoneの100倍のスピード、1000倍の容量で、コンテンツを生み出すことができるようになる。

考えてみればわかることだ。
今の時代、すべての概念が間違いなく変わる。

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