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11月12日月曜日は、早い時間なら安い時間制飲み放題のススキノの店で、食事を後回しにして先に酒だけ飲んだ。
夕飯はまだだったので、いいあんばいに酔っ払ったが当然腹は減るから、帰りがけに何か食べて帰ることにする。
何を食べるか考えておらず、店を出てからどこにしようかとススキノをひと回りしたが、チープなものが食べたい気分を抑え切れずぎょうざ&カレーの「みよしのさっぽろ」すすきの店へ。
「みよしのさっぽろ」は北海道だけに店舗展開しており、かつては釧路や室蘭など道内各地に広くお店があったようだが、今は札幌市内に密度濃く20店舗あるほかには、札幌市以外では苫小牧と千歳・恵庭・旭川だけになっているローカルカレーショップである。
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餃子はともかくカレーが安っぽく全然おいしくないのだが、これが酔っ払って食べるときに限ってめちゃめちゃおいしく感じることがある不思議なカレーなのだ。
しかも、カレーとぎょうざの店なのだが、カツカレーのトンカツのようにカレーの具として餃子を乗せてしまうという普通ありえない組み合わせのカレーがあるのだ。
酔った勢いで来てしまった今回、食べたいのは当然「ぎょうざカレー(420円)」であり、さらに「半熟たまご(62円)」も注文。
数年前まではカレーは甘口か辛口が選べたのだが、すすきの店だけなのかも知れないが今は1種類しかなくなっており、それが甘口なのか辛口なのかもはや分からない。
そして、これもわけが分からないのだが、「みよしの」では席に座るとまずは水と一緒にキャベツの浅漬けも出てくるのだ。
そして配膳。
最初から半熟たまごも盛ってしまう。
まずはカレーとご飯だけを食べるが、確認できるのは挽き肉と人参だけの深みのない全然辛くもない安っぽい味で、まずくはないがおいしくもない。
そしてカレーの具として盛られている餃子。
カレーが掛かっちゃっているから酢醤油とラー油で食べるわけにもいかないからそのまま食べるが、カレーが掛かっていても酔っ払った勢いで食べるときに限って言えばこれが結構いける。
さらにカレーの掛かった餃子をご飯と一緒に食べるが、違和感はあるが悪くない。
そして半熟たまごの黄身も割る。
玉子とカレーは合うに決まっている。
全然辛くないから、途中からラー油を掛けちゃえ。
なんだこりゃ。
ラー油風味が加わったカレーと餃子。
もう何だか分からない食べ物になってきたが、美味ではないが幸せな気分になってくる。
完食すれば妙な充実感に包まれる。
不思議な感覚に浸れる「みよしの」の「ぎょうざカレー」だが、これも北海道の味覚のひとつであることに異論はないだろう。
酔っ払って久しぶりに食べたら何だか満足したのであった。
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