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2018年11月08日13:52

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構想、いや妄想の日々…

もう「これは駄目ぇ〜、あれも駄目ぇ〜」の連日である。
私の勝手な構想は留まること無く、色々な考えが浮かんで来る。
で、それらひとつひとつを検証し「これも駄目ぇ〜」の繰り返し…。
とにかく、情報が少な過ぎるから困った。
Net 上も散々に徘徊しまくったのだが…。
Maker 側から公表された内容は「たったのこれだけ…?」という寂しいものだった。
だから、ほとんど手探りなのである。
が故に、想像力を掻き立てられる。
想像し、それを具体的な構想にまとめ、卓上での検証作業で可否の判定…。
もうしばらくは、こんな状態が続くのであろうなぁ〜。
でも、そんなあれこれを考えるのは楽しかったりする…? 
 

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写真は「ハイファイ堂」さんから拝借したもの。
既に購入を決めた JBL の “L56” についての構想が「あれこれ…」の日々なのである。
そう…。
まだ我が家には届いていないのにも拘わらず構想、いや妄想の連日という、たちの悪い私なのであった。
低域用は直径 25cm の Woofer に、高域用は直径 2.5cm の Hard Dome Tweeter を 2.2kHz で Crossover という、Orthodox な構成の 2way Speaker である。
 

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写真は同じく「ハイファイ堂」さんから拝借したもの。
“118H” という型式の Woofer は想像以上に Powerful だった。
でも、Powerful が故に…? 
Vocal の帯域も担ってしまうので正直「ん〜、どうなんだろ?」という懸念の思いもあったのだが、一聴すれば「あぁ〜、こういうやり方もありだよなぁ〜」と納得させられてしまった。
Vocal が大口になってしまうのは仕方ない。
けれども Guitar がイイのだよ。
ちょいと「わんぱく」だけれど、Jazz や Rock の Guitar には抜群だったのだ。
やっぱり、あの頃の JBL だよ。
1980年前後の頃の、ちょいと「わんぱく」な JBL の音なのだよ。
イイね、イイねぇ〜。
わんぱくでもイイ! 
たくましく鳴って欲しいのだ。
 

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写真は同じく「ハイファイ堂」さんから拝借したもの。
“034” という型式の Hard Dome Tweeter の振動板(Dome)の材質は Aluminum だった。
安価な Hard Dome の典型であり、耳障りな音のものも少なくないが故に、これも正直「ん〜、どうなんだろ?」だった。
確かに、ちょいと「キラキラ」感や「ギラギラ」感が付いて回るところも垣間見せる。
けれども、これが奏でる Cymbals の音に惚れてしまったのだから…。
その生々しさ、艶、適度な華やかさには「はっ !?」とさせられちゃった私である。
課題は、これの「悪い部分」をどう抑え込むのか…? 
そこが腕の見せどころなのだよ。
 

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そんな JBL “L56” なのだが、困った事に、私が知りたい Spec がほとんど不明な状態なのは前述のとおり。
いかんせん、Maker の JBL から公表されていないもんだから手も足も出ない。
なので似たような構成の JBL を参照するしかないという結論に至る。
写真は「オーディオの足跡」さんから拝借したもの。
これは JBL の Professional Studio Monitor “4313WX” の周波数特性(f 特)なのだが、おそらくは “L56” もこれに近いのではと思い、参考にしてみる。
JBL が公表している再生周波数帯の数値は…
 40Hz 〜 18kHz(−3dB) 
…とのこと。
その根拠がこの f 特である。
この “4313WX” の出力音圧 Level は 89dB/W/m とのこと。
その 89dB/W/m のところを中心値の 0dB として表したものであろう。
ん〜。
どうよ、これ? 
Range は狭いが、驚く程に凄ぉ〜く Flat ではないか !? 
流石に JBL の Professional Studio Monitor である。
凄く Flat だけれども、だからといって「音楽を楽しめる Speaker」とは限らない。
特に JBL の Professional Studio Monitor は…、ね! 

おそらくは、”L56” の再生周波数帯を数値化すれば…
 45Hz 〜 18kHz(−3dB) 
…で “4313WX” とほとんど同じなのではないか、と想像する。
で、この “4313WX” の f 特に興味があるのは、その Low End と High End だけ! 
要は “118H” の Low End と “034” の High End の様子を知りたいのだ。
低域側は 70Hz の辺りから下降し始め、このような曲線なのであろうは私の想像どおりだった。
Unit と Enclosure との組み合わせによる自然な結果であろう。
その Unit の大きさはもちろん、Enclosure の容積もほぼ同じなのでこれは参考になる。
一方、高域側は 16kHz から Cut されたかのように急降下な特性だったのには驚いた。
確かに「上は全く伸びが足りないなぁ〜」と思ってはいたものの、こんなにも急激に「すとんっ」と落ちていたとは…? 
Unit の “034” 自体がそういう特性なのか? 
それとも何らかの理由で JBL が意図的にそうしているのか? 
気になる。
激しく気になる。
だから知りたい! 
知りたいんだけれど、それをどうやって調べたらイイのやら…? 
その「すとんっ」と落ちている理由はどうであれ、やっぱり Super Tweeter の追加は「必須である!」を再認識した次第である。
 

フォト

終わった Calendar を程良い大きさに切って Memo 用紙に…。
思いつきのあれこれをじゃんじゃん「落書き」するのにはこれが一番! 
限られた森林資源は有効利用しましょうネ。
 

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で、構想のあれこれを「書いては捨て…」を繰り返していたのだが、漸く「ん〜〜〜」なのが残り始めた。
 

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その構想のひとつが、先日の日記にも記した Speaker Stand である。
JBL “L56” も、その大きさからして Speaker Stand は絶対に必要なのだ。
そこで、先日の日記にも記した案である。
教祖様(Audio 評論家の故・長岡鉄男氏)が設計し大成功を収めた Monitor Speaker “SS-66”「モアイ」の構成を参考にする。
Sketch した左側が「モアイ」で、右側が “L56” である。
「モアイ」は Main Speaker と同じ幅の Super Woofer Speaker が Stand にもなり、重ねると高さは丁度 1m になる。
側面に2発の Woofer をパラってやる(並列駆動させる)ことで Cabinet の振動も Cancel されるという画期的な Design の Super Woofer Speaker なのだ。
正面にではなく側面に Woofer Unit なので、余計な高域音が耳に届かないという巧みな設計! 
これを真似しない手はないだろ…? 
で、JBL “L56” 向けに構想中なのが右側のそれだ。
横幅は “L56” に合わせ、重ねた高さは丁度 1m にする。
その内容積は 35〜40ℓ が妥当か…? 
板厚は 21mm で、内部補強も万全を期す所存。
補強の仕方は決めかねているので、内容積を 35ℓ だとしても奥行きの寸法は「設計の結果次第」なのだが、およそ 320〜350mm ぐらいに収まる、のかな…? 
fd(BassReffex の Duct の共振周波数)の設定は悩ましい…。
「モアイ」の fd は 45Hz である。
でも “L56” 向けとあらば、それより低めの設定を狙わないと駄目のような気がする。
Sketch した時は 30〜35Hz と思ったのだが、これでは低過ぎて Unit の Cone が空振りしちゃうかも…? 
35〜40Hz のあたりが妥当なのか…? 
ここは結構に「肝」なので、Duct の長さは「可変型」なんぞも構想中である。
計算どおりにやれば OK! 
…にはならないのが Audio の常であり、怖さでもある。
でも、時にはそれが楽しかったりもする…? 
 

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前述の fd よりも悩ましいのが、どうやって Main の “L56” と繋げるのか、である。
その Crossover 周波数は、どこ…? 
その減衰率は 6dB/oct なのか、 12dB/oct なのか、それとも…? 
これを考えるだけでも1日は「あっ…」という間に終わってしまう程に悩ましいのだ。
ん〜。
無難なのはやっぱり 6dB/oct であろう。
当初の Original な「モアイ」は Fostex 製の “FW168”(4Ω)をパラって「驚異の 2Ω」という Low Impedance だった。
Coil は 3.5mH だと単純計算での Crossover は 90.9Hz になる。
ところが、教祖様は「2.8mH の方がイイかも…」とのこと。
単純計算での Crossover は 113.6Hz になるのだが、Main Speaker との相性は 2.8mH の方が評判が高い。
しかし、それが JBL “L56” となると「ん〜、どうだろ?」なのである。
Main と被る部分が多くなってしまい、低音出過ぎで締りの無い音になってしまう恐れがある。
そう考えると、上限は単純計算での 90.9Hz という事になる。
Sketch では Fostex 製の “FW168N”(8Ω)と記しているが、現在は “WF168HR”(8Ω)を想定している。
これをパラって 4Ω を前提にすると、単純計算では Sketch のとおりの Coil のどれかを選ぶ事になるのだが、空芯で行けるのは 7.0mH のみ、他は全て鉄芯の Coil を選ばざるを得ない。
空芯の 7.0mH で 90.9Hz なのか、それとも鉄芯の 9.2mH で 69.1Hz が望ましいのか…? 
最大限に頭脳を駆使し、その Merit と Demerit の両方を想像しまくる連日である。
計算するのは必須だが、結果は計算どおりにならないのが Audio の常である。
駄目に至る現象とその理由を予想しておくことも大事なこと。
頭の中での Simulation という「妄想」が、まだまだしばらくは続くであろう。
 

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12dB/oct も考えた。
「モアイ」の Main Speaker の「だら下がり」な Low End に合わせるとあらば 6dB/oct が向いていると思う。
だが、”L56” のように急降下な Low End だったらば 12dB/oct もありなんじゃ〜ないのかと…? 
早速に計算してみた。
しかし、その単純計算の結果を見たらば「アホ臭ぇ〜!」だったわさ。
こんなにデカい Coil と(電解)Condenser じゃ〜、良い音がする訳ねぇ〜じゃん! 
試す値打ちも無さそうだね、これは…。
 

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写真は「ハイファイ堂」さんから拝借したもの。
JBL “L56” の Original な Network 回路で、純正仕様のゴミみたいな Condenser を「ちょいと高級な奴」に交換する前の写真である。
 

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写真は同じく「ハイファイ堂」さんから拝借したもの。
その Condenser を交換後の写真だ。
 

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写真は同じく「ハイファイ堂」さんから拝借したもの。
これが取り外された純正仕様のゴミみたいな電解 Condenser の数々…。
 

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写真は同じく「ハイファイ堂」さんから拝借したもの。
先日の日記にも記した Film Condenser の “CRSS-CAP” Series である。
純正仕様のゴミみたいな電解 Condenser とは大違い! 
これに換えるだけでも「凄くイイ子」になっちゃうのは簡単に想像できちゃう。
ん〜。
イイね、イイねぇ〜。
 

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ところで、2way なのに何でこんなにも複雑な回路構成なんだろ…? 
激しく疑問…。
その回路構成を知りたい! 
なので、この写真に穴が開いてしまう程(?)に見つめ続け、その回路を追ってみた。
 

フォト

するとこのような回路配線だったことが判明! 
これを回路図に書き直すと…? 
 

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やっぱり複雑な 2way Network だったのが判明した。
交換した Condenser だけは容量(値)が判るのだが、それ以外の Coil(L1、L2、L3)や抵抗(R1、R2)の値は不明のまんま…。
まぁ〜、おおよその検討はつくのだけれど…? 
 

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Woofer は単純に 6dB/oct での接続だった。
意外と言えば、意外…? 
 

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一方、Tweeter 側は想定外の複雑さだったぞ !? 
 

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先ず驚いたのは、なんと 18dB/oct での High Pass だったこと。
12dB/oct よりも更に急激な減衰率の 18dB/oct だぞ、おいっ… !? 
Woofer 側は 6dB/oct の High Cut だっちゅ〜のに…。
何で…? 
どうして…? 
“034” という Tweeter の特性上からなのか? 
それとも何らかの保護回路的な役目が必要だったのか? 
あの Cymbals の音が素晴らしかった要因はこれも含まれるのだろうか? 
 
私の勝手な憶測なのだが…。
おそらくは保護回路的な役目もあるのではないのかと…? 
その Crossover 周波数は 2.2kHz とあるが、実はそれ、この “034” が使える最下限域の周波数だったりして…? 
それより低い周波数の大入力が入ると、当然に “034” は壊れちゃう。
でも Woofer の “118H” との繋がりを考えると、もっと(安全な)高い周波数では上手く繋がらない…。
そんな制約もあって、2.2kHz で 18dB/oct という High Pass を JBL は選んだのではないかと…? 
いやっ! 
別の考え方もある。
実は Woofer の “118H” が、この周波数の近辺に大きな凹凸を持つ特性だったと仮定すれば…? 
正確には順番が低域側から凸で凹だったと仮定する。
この凸の辺りから効く 6dB/oct の High Cut は、後の凹な辺りで「すとんっ」と急降下。
そこに Tweeter の “034” を 18dB/oct で一気に繋げてやれば Flat な f 特に仕上がる…? 
 
ん〜。
考え出すときりが無い…。
謎が謎を呼ぶ 18dB/oct なのであった。
 

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これは単純に固定式の Attenuator なのだが、その抵抗値が不明なのでどの程度を減衰させているのかも不明。
その減衰率には興味がある。
Attenuator も音質悪化の要因のひとつであり、無いに越したことはない。
けれども、低域側との能率差が極端だと Attenuator は必須である。
なので、”034” とは直列の R1 だけでも「超高級」な抵抗に入れ替えるのも音質 Up に有効な手段だと思う私である。
ん〜。
これは是非とも試してみたいね。
 

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で、Attenuator の後にあるこれが「何じゃらほい?」なのだ。
LC 共振でもさせたいのか? 
これこそ、Cymbals の音が素晴らしかった要因だったのか? 
それとも、何らかの保護回路なのか? 
Maker の JBL が考えに考えた結論がこの「何じゃらほい?」なんだろうけれど…? 
ん〜。
とにかく複雑で不思議な 2way Network なのであった。
 

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写真は「オーディオの足跡」さんから拝借したもの。
あぁ〜。
Cymbals の音が猛烈に素晴らしい JBL “L56” が、もうすぐ我が家の AV Room にやって来る。
けれども、その受け入れ体制すら未だに整っておらんのだよ…。
 

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こんな考え事ばかりはとりあえず一休みにして、その受け入れ体制を整えましょうかね。
先ずは普通に Speaker Stand を準備せねば、だなっ…! 
 
あぁ〜、楽しみだ。
もう、Jazz や Rock には「持って来い!」な JBL “L56” が我が家に「やって来る!」のだから…。
で、1ヶ月程度そのまんまで鳴らしたらば…? 
早速にバラして「先ずは Network の改善策だぁーっ!」になっちゃうんだろうよ、きっと…。
もう、どう料理してくれようか…? 
それを考えるだけでも楽しいのだよ。
講じた策が失敗に終わろうとも、失敗は成功の元なのだ。
その間違いとは逆の方向に「もしかして?」の鍵がある。
押しても駄目なら引いてみなっ! …なのだよ、何事もね。
壊さない程度に、Best を目指して考えに考えたあれこれで弄りまくる。
これぞ「大人のおもちゃ」なのだよ。
そんな JBL “L56” でとことん遊び、とことん音楽を楽しんじゃう。
イイね、イイねぇ〜。
 
よしっ! 
これからも大いに働き、大いに遊ぼうぞ!
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