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2018年11月05日12:00

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PC x フォルテピアノ

私がメインに使っているデスクトップPCも十年選手で、CPUも3-4世代前の旧型になっている。OSもWINDOWS XPからWINDOWS 7に変わった(XP & 7併用)が、WINDOWS 10はおろか8も導入していない。私が使う範囲では現状で能力的な不満は余り無いので、つい更新することなく使い続けてきた、と言う事でもある。
パーソナル・ユースの範囲で必要な能力という点では、PCはほぼ十年前で飽和点に達したとも言える・・・・それ以降に付け足されてきたPCの機能・能力と言うのは、いわば(私にとっては)不要で余計な(トラブルの元にさえなる)ものが殆どとも言える。しかも昔はムーアの法則に則り、CPU(その他)の処理能力も数年で10倍程度は高速になることが期待できていたので、私も実際各種ベンチマークの能力が10倍程度になることを目安に5-6年でPCを入れ替えてきたのだけれど、さすがにCPUのクロック・アップ、ICの集積度アップ共に最近はそこまでの能力向上は望めなくなってきている。CPUの複数コア化による並列処理能力の向上は今も進化しているが、ゲームでもするのでなければ、PCのパーソナル・ユースの範囲での並列処理による恩恵は限定的でもアル・・・・という事情もあって、とうとう私のメインPCは十年選手になり、今や2年ほど前に更新した奥方用のコンピュータが我が家の最新PCになっている。
しかし、WINDOWS 7のサポートも来年で切れるし、今年に入って発表されたインテルの新CPUもある。そろそろ、買い変え時かとも思うので、来年辺りの購入を見据えてパソコン・サイトで機種の検討などを始めているが、現在使用しているハード、ソフトで変更の効かない(手間のかかる)もので私には必要なものもあるので、現有PCも完全に壊れるまではこのまま維持しておこうとも考えている。私が更新を考えているのはやはりデスクトップ型なので、そうなるとPCをもう一台新たに設置する場所も確保しなくてはならない。特に、今回は寄る年波で弱ってきた私の目のことも考えてディスプレイをより大型のものにすることも考えているので場所の確保は問題になる。いずれにしても、私の周辺はいよいよごった返して手狭になりそうだが、まあそれも楽しみの内・・・・と言う事にしておきたい。

音楽
モーツアルト:ピアノソナタ全集、アレクセイ・リュビモフ、fortepiano、 ERATO 190295634582

よく考えてみると、我が家に、フォルテピアノによるモーツアルトのピアノ・ソナタ全集がなかった(最近購入した”モーツアルト全集”の中の演奏はフォルテピアノだが・・・)。インマゼールによる全集を期待していたのだけれど、彼は結局”全集”は録音しないままになりそうなのはとても残念・・・・とくに、ピアノ協奏曲のほうは”全集”を完成させていることから考えると、別段”全集”嫌いと言うポリシーがある訳でもないようなので余計に残念でもアル。
・・・・で、ぼんやりネット・ショップを見ていたらERATOのボックスCD安売りをしていて、その中にリュビモフの全集が入っていた。何しろ6枚組で千円台である・・・・・貧乏性の私は、まあ”資料”の一つとして・・・・と言う気分で早速購入。
聴いて見ると、予想していたよりもズッといい。インマゼールのどちらかと言うと根暗なモーツアルトとは違うちょっとラテン的とも言えそうな明晰さが前面に出た演奏だが、これはこれで私もなかなか気持ちよく聞くことが出来る。ロシア人のリュビモフがラテン的?・・・・と言う気もするけれど(こう言う感覚自身、根拠の無い先入観ではある!)、ネイガウスに師事していたと言うからリュビモフに近代的な明晰さがあるのは当然とも言える。それにしても、今回改めて知ったのだが、リュビモフは1944年生まれで1945年生まれのインマゼールより一つ年上である。インマゼールとリュビモフ、かなり対照的なフォルテ(ピリオド)ピアノ奏者が共にほぼ同世代(既に70歳を超えている!)・・・・と言うのも興味深い。フォルテピアノと言うのも、今や極普通の楽器になり、今さらモーツアルトをフォルテピアノで聴いたからと言って、なんと言うことも無いのだろうが、彼等以降に真に個性的な奏者が出ているんだろうか?・・・・と言う気もする。
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