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2018年10月05日23:15

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鴻の巣

埼玉県の鴻巣ではない。長野県上田市指定文化財の「鴻の巣」である。
一昨日、行ってきた。

上田市の大字富士山字上原守沢というところ。上田の駅から見ると南の方になる。
大学などの点在する郊外の丘陵地帯。上田在住の知人に確認したところ、上田市の小学校で遠足の目的地としたりもするという。
一年生も行ったという位だから、大して急峻ということもない。
一見して広大な開けた崖のようにも見えるが、実際に近付くとさほど大きなものでもない。
僅かに松のみが所々しがみついてはいるものの、大方は草木一本生えない砂の崖だ。
ここらを形成する地質は、やや黄色い砂と細かな砂利で指でつまむくらいで容易く崩れる。砂利は角の丸まった川砂利だ。
足元も砂山ではなく、一応固まってはいるもののすぐ崩れるし、滑りやすく高いところには登れない。
崖は雨風で浸蝕され続け今の地形を形作ったのだろう。当然何十年か前に見た風景とは様子は似ていても違う風景なのだと思う。そしてその崖の位置も後退し続けている。
コレを称してカッパドキアに例えるのはいくらなんでも大袈裟としても奇景とは言える。
この山は松茸山でもあり、この鴻の巣の景観を見渡せる位置にも松茸を食わせる店がある。その店は史跡のための公的な駐車場を占有しているような気がするが…

近くにあった説明パネルによれば、新生代第三紀中新世の1300万年〜950万年前ごろにフォッサマグナに積もった礫岩と砂岩で、青木層と呼ばれる地層の一部。
礫は主にチャートで化石もある。説明は長いので省略。

車を貸してもらって行き、わんこと一緒に登りました。駐車場から数分です。

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