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2018年09月08日20:22

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「夜空はいつでも最高密度の青色だ」と脇汗



その女性歌手は、出番を待つまでの間に、ノースリーブのわきの部分がすっかり汗びっしょりになっていたのでした。
11月にしては真夏のようなピーカンの、とある屋外ブルースフェスティバル。
今さら隠してもしょうがない。というか、隠しようもない。
堂々とステージに上がり、堂々と歌い上げ、堂々と舞台を降りて行った。

かっこいい。

その日以来、この女性歌手のことが気になる。ファンになったみたいだ。

人が人を好きになるということは、その人の欠点を好きになることなのではないかな。
としみじみそんなことを感じたのは、
今日「夜空はいつでも最高密度の青色だ」という前から観たかった映画を観たから。
主人公の男も女も変な奴。
でも、その欠点ともいえる部分に惹かれ合っていく。

うちの家内にしろ、欠点がなければ多分楽しくない。
なければない方がいいよ、とはどうしても思えないし。

誰と限らず、その人の欠点を好きになって生きれば、もう少し自分の人生、生きやすくなるんじゃないか、と少し思ったけれど、そんなことが果たして可能かどうか。

多分、仕事中はそんなこと忘れちゃうんだろうな。




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