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2019年03月04日21:14

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ベルナルト・ハイティンク翁の誕生日に寄せて

今日3月4日はベルナルト・ハイティンク翁の90歳のお誕生日です。
奇しくもそんな日にかねてぽちしていたCDが手元に届きましたるんるん

ブルックナー:交響曲全集+テ・デウム
(ハイティンク90歳記念オリジナルリマスターBOX)
エリー・アーメリンク(ソプラノ:テ・デウム)
アナ・レイノルズ(コントラルト:テ・デウム)
ホルスト・ホフマン(テノール:テ・デウム)
グース・ホークマン(バス:テ・デウム)
オランダ放送合唱団(テ・デウム)
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
ベルナルト・ハイティンク(指揮)

なんと美しい、そして力強く生気に充ちたブルックナーでありましょうか。透明度の極めて高い、最高にメンテナンスされたオルガンのような、内声までしっかりバランスよく鳴らした豊穣なオーケストラの響き。一切の作為を排した自然な流れ。とにかく素晴らしいとしか形容できない圧倒的な音楽でするんるん

この全集の特徴として、現在WAB100の番号が与えられている俗に「第0番」と呼ばれているニ短調交響曲が含まれていることでしょう。実際には第1番と第2番の間に書かれた曲ということで、すでにコラール的な主題やゼクエンツなどブルックナーの特徴的な音楽が定着しており、習作的な稚拙さはありません。

今日はこの中から上記のニ短調交響曲(第0番)、第5番、第7番、テ・デウムを聴きました。ハイティンクの丁寧で誠実な指揮と当時のフィリップスの優秀な録音により、神々しいブルックナーの響きが一層際立っています。
このところ追悼で曲を聴くことが多かったので、今日のように生誕を寿ぐ鑑賞は偶然とはいえ久しぶりに清々しい心持ちになりましたるんるん
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