エッセイ集544：「灼熱のジレンマ」

＜灼熱のジレンマ＞
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連日の猛暑日で灼熱の2018年の日本列島。マスコミも命に係わる問題としてエアコンの使用を強く推奨しています。

東日本大震災で原発がほぼ全停止し、節電の奨励のみならず計画停電が行われたのはわずか7年前ですが遠い昔のようにも思われます。

従来電力構成の約30％を占めていた原発に代わり、現在は化石燃料（石油やLNG）による発電で日本の電力がまかなわれ、おかげで今年の猛暑もエアコンをフル稼働することで何とか乗り越えようとしています。

今年の猛暑は異常とは言え、やはり明らかに地球温暖化の現れと言われています。

地球温暖化による猛暑を、その地球温暖化を促進する化石エネルギーによる電力でエアコンをフル稼働して乗り切る。

この「灼熱のジレンマ」は今後も続くことになるのかも知れません。
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