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2018年04月12日22:46

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トイレの水が”チョロチョロ”と止まらない・・・。

気にはなっていたのですが、お家の水回りが老朽化してきたかな?
やはり、築年数から水回り類の老朽化は避けられなく、多くの意見を聞けば築20年経くらいで大波がやって来るらしい。

↓過去日記「緊急性の無い蛇口のトラブルは誰に頼めば良い?」
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1953511716&owner_id=7556851

今回は、水洗トイレのタンクに落ちる水が“チョロチョロ”と止まらない。みんなが寝静まる夜中になると、水滴の落ちる音が良く聞こえる。致命的な故障では無いが、放置すると水道代に跳ね返る。

水回りの修理って、業者に頼めばかなり微妙な値付けです。
急いで業者を呼びつけたが、提示される金額を見て驚くも、引くに引けずに高額支払いと言うのは極力避けたい。
まあ、商売とは言え、他人の家のうす汚いトイレを修理する思いをすると、高価なのは仕方が無いのかも知れないか?(^_^;)

悩んではみたが、“金は無いけど時間だけはある”我が家では、修理業者や便器交換、リフォームの様な事は考えず、自分で部品交換をする事にした。結局はそうなるのだよな・・・。(笑)今回の水漏れは、修理までに時間は掛かっても下階等に迷惑を掛ける内容では無いので。

さて、水漏れの原因を探りましょう。
なお、この便器は伊奈製陶(INAX)のTD-1810と言う20年位前に作られた、ロータンク式の便器です。“チョロチョロ”とタンク内の水の切れが悪い場合は以下の場合があるらしい。
 
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【良くある故障例】
1.オーバーフロー管の上面から便器へ水が流れている
 →パッキンか、ボールタップ本体(給水側のバルブ)を全交換する
2.フロートゴム玉の閉まりが悪く便器へ水が流れ出している
 →フロートゴム玉(排水側のバルブ)を全交換する
3.オーバーフロー管の根元が折れてパイプ内に水が入り便器へ水が流れ出している
 →オーバーフロー管を含むユニットを交換する

比較的に多いのは、“2.”項のフロートゴム玉自体(5cm位のゴム玉)の劣化で、触ってみると判るが、黒ゴム部分が劣化で水に溶け出し、手が真っ黒くなる。こんな劣化状態ならタンクの水を密閉するのは難しい。
私もここを疑って交換してみたが、水は止まらない・・・。(INAXの場合、直径55mmと65mmの物がある。TD-1810の場合は65mmのPK-TF-10R-Lと言う部品で、ホームセンターなら\1,000円程度)

ガッカリしながら調べていたら、オーバーフロー管を突くと水の漏れる量が変わる事に気付いた。どうもオーバーフロー管の根元が折れかけており、タンクの水が便器側へ漏れている。
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私は“3.”項のオーバーフロー菅が折れて、便器側に水が漏れるパターンは初めて知ったが、インターネット上で調べると、これが原因の例って結構ある様だ。

通常、オーバーフロー管って根元が折れる力が掛かる様には見えないが、実際にタンクに水を溜めて水を流してみると判った。
排水のレバーを倒して水を流すと、フロートゴム玉が浮上するが、オーバーフロー管に付いている”輪状”のストッパで止められる。このストッパで生じる小さな衝撃の繰り返しが、オーバーフロー管の根元にヒビを入れたのだろう。

さて、部品を調達しようと近所のホームセンターを駆け巡ったが、この便器用の部品の取扱は無い。似たような寸法に見える部品は売られているが、オーバーフロー管の長さが違ったり、排水部分の直径が違ったりと微妙に合わない。
なお、INAX(今はLIXILグループ)のサービスセンターへ電話で問い合わせたが、札幌での店舗入手は難しいらしく、仕方が無いのでYahoo!ショッピングで調達を掛けたら、中一日で届いた。得意のamazonでは、金額が高かったので今回は遠慮した。(笑)
部品の型番は、TF-1810C・フロート弁という部品で、\3,000円弱で買えます。
 
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さて、作業に入りますが、このフロート弁を交換するためには、ロータンクを取り外して、下面にある止め部分を緩めなくてはならず、ロータンクを外すためには水道管も外さなくてはならない。結構、大がかりな作業になる。

概ねこんな感じの工具が必要です。水道管を外すための全長200mm程度のモンキレンチと、全長300mm程度のウォーターレンチプライヤー、水道管のつなぎ目に噛ませる”シールテープ”は必需です。あと、タンク内の水を抜くために灯油ポンプがあると楽です。
 
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ロータンクの取り外しですが、タンク内側の底面に見える左右のプラスネジは内側でダブルナットになっているので回せません。更に便器の下に突き出しているので、この部分のナットを外すとタンクは真上に抜けます。(私はこのナットを写真のとおりマキタのインパクトレンチで外しました。)
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ロータンクが外せたら、粛々と部品交換を行う。
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なお、我が家のロータンクの中や下側など、コ汚く見えるかも知れないが、この程度であればかなりマシな方だと思います。だから、他人の家のトイレは引き受けたくありません。(笑)

 ↓水が”チョロチョロ”と止まらない原因はコレでした。
 
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あとは、ロータンクを元に戻して、漏水が無いかを確認しながら給水をしてください。
一応、ボールタップで水面の高さやオーバーフローを調整し、フロートゴム球の鎖をレバーに取り付けて一丁上がりです。

チビが内部の動作を確認してくれてますが、内部を理解出来れば難しい作業ではありません。
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この部品が次の壊れる頃には、便器ごと交換でも良いような気がしますね。

※補足
道具を買ってから作業を始めようとすると、割安感が減ってしまうかも知れません。モンキレンチは購入すると\2,000円位します。ウォーターレンチプライヤーは、値段がピンキリですが、この程度の作業であれば\1,000円以内の物で充分です。
急ぎで対応してくれる水道屋さんに依頼をする思いをすれば、安いかも知れませんね。(笑)

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