川崎駅東口正面からまっすぐのびている市役所通り、これはさらに進んで富士見通りとなり、最終的には川崎港へつながる川崎区随一の幹線道路です。下の画像では国道132号線にあたります。
大師線を使わずに徒歩で川崎駅前へ向かう場合、私もだいたいここを行くのですが、お正月に競馬場を目指した時にちょっと脇の道に入ってみると、そこは商店街だったのでした。上の画像で赤い線を引いたあたりです。
ただし、おもむきとしては商店街というより、失礼かもしれませんが、かつて商店街だったところという方がしっくりきます。シャッター通りでもなく、かなり宅地化も進んでいてお店そのものがまばらに並んでいる感じです。
こんな建物もありました。白ペンキで塗りつぶされていますが、痕跡からすると以前はパン屋さんだったようです。
そこに、こうした看板というか標識がついていました。「でんわでんぽう」と書いてあります。電話や電報の取り次ぎをしていたということでしょうか。電話が普及する前は商店街のお店がそういう業務を請け負っていたのですかね。なんだかもう、気分は考古学者です。
昔、川崎駅前にはなにもなかったとはよく聞く昔ばなしですが、そのころは各所にあったこういう小さな商店街で、みんな用を足していたのではないかと思います。
今は川崎駅前にたくさんお店があって、川崎区には大きなイトーヨーカドーが2つあるし、その他の大きなスーパーにもお客が流れて久しく、当時のこうした商店街は今はだいたいどこもこんな感じといったところでしょうか。
それから、この商店街とは関係ないでしょうが、レッドブルを180円で売っている自動販売機がありました。3年ぐらい前にレッドブルの値段を210円から220円に手直ししている自動販売機をよく見かけました。
完全に憶測なのですけど、レッドブルは安売りを認めておらず、見つけ次第に直させていて、その跡だったのではなかったかと思っています。
レッドブルを飲む習慣がないもので、その先になんらかの感慨とは別にないのですけれど。
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