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2017年11月07日14:19

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マッサージ婆

10月22日(日)

 午前中軽くビーチで泳いだ後、マッサージを受けることにした。
 レセプションからビーチへ向かう途中に小さな小屋があって、そこがマッサージルームになっている。
 
 頼んであってのは「フットマッサージ」。
 タイのフットマッサージはマッサージ棒を使ったりして気持ちよいので期待していた。
 ただ、右足のつま先部分が炎症を起こしていてずっと治っていなかったので、そこはマッサージしないでと頼んだ。

 そんなわけで、左足からマッサージするのだが、20分ほどして、右足を見たマッサージ婆が、しばらく考えて。

 「これはマッサージしない方がいい」

 いや、だからそこはマッサージしなくて良いといってあるから、、、、、

 「ちょっとまってて、トイレ行ってくる、、、、」

 時間の流れが緩やかなのは承知だが、途中でトイレって、、、、
 日本でなら金返せもの、だとは感じるが、ホテルのマッサージなのにここは300バーツ(1時間)なのである。タダみたいな値段でマッサージしてもらって文句をいう程のことではない。

 しばらくして戻ってきたマッサージ婆が、足を洗う、と言ってミネラルウオーターのボトルを1本開けて、右足を洗ってくれる。その後、「脱脂綿」で丁寧に幹部をふき取り、なにやら怪しい薬を取り出す。

 この薬を塗るらしい。
 正直、期待もある。タイは何といってもハーブの国。食べ物への応用がその醍醐味とは言え、アユタヤ王朝以降に確立されている伝統的な薬が色々ある。何かこの国独特のめっちゃよく効く「薬草」の類なのでは?

 とにかく、マッサージ婆に任せることにした。
 彼女には娘がいる。いつも海岸で遊んでいる、歳を聞くと9歳とか。9歳の割には体格は良い。なんだかんだと言って、お客と一緒の食事を食べていたりする。子どもなので特に問題視もされていないのだろう。娘も私の治療を手伝ってくれた。

 チューブからひねり出された薬を丁寧に塗ってもらい、
 「砂はだめ、水もダメ」
 と言われて、大事にするように言われた。
 
 また、夕方に来るように言われた。
 
 帰り道に砂と触れないように、右足をすこし浮かすように部屋に戻った。


 昼ご飯の後、「水はダメ」って言われたってビーチリゾートなのである。午後はシーカヤックで楽しむ。
 夕方、指定された6時に再びマッサージ婆を訪れる。
 また、ミネラルウオーターの水で洗ってから薬を塗ってくれる。
 今日は良く寝るように言われ、また明日の朝来いと。

 そして、「いつまでいる?」と問われたので、「あと2晩」と答えると、じゃあ明日の朝と明後日の朝と指定された。「その後は?」と聞かれたので、「バンサパンへ行く」と答えると、今使っている薬の「箱」をくれた。
 バンサパンの薬局で同じ薬を買って塗ると良いとのこと。

 この時、バンサパンの何処? に薬局があるのか聞くべきだった。
 何しろ、バンサパンにはタクシーもトゥクトゥクもないのだから、薬局を探すのは容易ではないのでは、これは後から思ったこと。

 今夜の晩御飯はテーブルに食事を運んでくれる形式だった。
 ビュッフェでも余り違わないと思うが、鍋にトムヤムクンを作ってくれて中で火が燃えているので、温かいトムヤムクンを満喫。
 このホテルに来てから、一体エビを何匹食べたか分からないぐらい沢山のエビを食べている。
 ホテルには何匹も猫がいて、ネコはイヌと違ってなつかないだろう、との当初の私の予想を裏切る結果だった。最初は猫の喉を撫でて可愛がっていただけだったが、一度エビの尻尾なんか食べるかなと思ってやると、結構おいしそうに食べる。
 エビチリのような辛い味付けでも食べるのかな? さすがに辛いのは無理だろうと思ったが、これも食べる。食べなかったのはエビフライの尻尾だった。フライはお気に召さないらしい。
 飼われている猫だから、食事はきちんともらっているはずで、別にお客が餌を与える必要なんかないのだが、エビの尻尾は喜んで食べた。一度、エビの頭を与えるとこれはかなり美味しそうに食べて満足した様子だった。

 そんな猫が、夕食を食べようとしていたときに、椅子の上にいつの間にか載っているので
 「Don't !」
 と叫んだ。

 言いたかったのは、Don't clime up chair. みたいな言葉なんだが、店員が駆け寄って、鞭で
 「ビシッ!」
 と猫を鞭で殴る。
 次いで、私が気付いていなかった、椅子の下の猫にも鞭が飛ぶ。

 やっぱり、鞭でぶたれることはあるのね。

 と、そこは同意だが、ネコの方も10分もすればほとぼりが冷めたということなのだろうか、また自由に動き回る。
 いつも食堂の椅子の上が定位置の三毛猫がいて、それ以外に真っ黒で首輪をした猫、白い模様の入ったクロネコ。この三匹が食堂の当たりをなわばりにしているらしい。
 この白い模様が、ちょうどクビの辺りにあり、「月の輪」のように見える。私は「月の輪猫」と呼んでいた。

 レセプションからビーチに向かう途中にも別の三毛猫がいて、この猫は初日にじゃれて意向。ずっと私の部屋の入口のマットの上で寝るようになった。「番猫」

 晩御飯は2時間ほどかけてもうこれ以上食べられません、というぐらい食べた。
 デザートはマンゴーライス。

 マンゴーでご飯食べるの? という日本人の固定観念を破るような食材の組み合わせ。

 タイの食事を侮るなかれ、ご飯のおかずになるのは、パイナップルやマンゴーにとどまらず、ぶどうでさえおかずになっちゃうのである。フルーツ王国タイに万歳!
 おやすみなさい。
 
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