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2017年10月21日00:43

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[趣味]タナボタ!

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勝手に週刊連載TL「俺の本棚」、前倒しの第96回。
選挙前だから政治ネタを、ってことで、これ。
高嶋哲夫さんの『タナボタ!』。

初版は2010年。
帯の裏書きはこんな感じ。

プータローの大場大志(27)が国会議員になった。
年収2200万円、都心一等地に建つ宿舎、JR無料パス、海外視察費190万円ー数々の特権を手にして歓喜する。
だが、人口3倍の米国より約200人も多い議員数や実働年間200日で欠勤、遅刻自由の勤務体系など、政界の実態を知るにつれ嫌悪感を抱いていく。
そんな時、介護制度にまかり通る不条理な法律の存在を知った。党の方針に背いて法改正を目指す大志。先送りしたがる党幹部や非協力的な官僚に打ち勝つことができるのか。


出版された時期は、ちょうど民主党が大勝ちして政権交代した頃。
で、この物語の主人公は、あまりに大勝ちした為に比例で当選しちゃった男。
最初は議員の仕事に情熱なんか欠片も無かったけど、たまたまEPA(経済連携協定)で来日している看護師や介護福祉士の実情を目にして、持ち前の正義感が目覚めるわけです。
党の方針に完全に逆らった議員立法案の提出。
土俵際で繰り出した、起死回生の一手。

純粋にエンターテイメントとして面白い作品。



さて、ここからはリアルの話。

まず、前提として、俺は特定の政党の支持者ではありません。
個人的に応援する議員さんがいるから、結果としてその人の政党に投票することが多いですが。

で、いよいよ明日に迫った投票日。
ヘタをすると、大袈裟でも何でもなく、最後の民主的選挙になってしまう可能性があるって、どれだけの人がご存知なんだろう?
その理由っていうのが、自民党の改憲案にコッソリ書かれてる「緊急事態条項」。
早い話が、政府が緊急事態だって言ったら、

「憲法を停止しちゃえるようになる」んです。
つまり、弾圧だろうと不当逮捕だろうとやりたい放題。
何の歯止めも無くなるんです。

嘘だと思ったら調べてみてください。
ナチスの「全権委任法」と一緒に並んで出て来ますから。

だから、今回の選挙で自公とそのオマケである維新、希望に議席を多く与えると、独裁国家へまっしぐら。
今でさえ、その兆候は出ています。
総理のオトモダチだったら、税金を騙し盗ろうがレイプしようが無罪放免。
どこのディストピアだよオイ、ってなもんです。


それを防ぐ為には、対抗勢力に1票を託す以外の方法がありません。
改憲するのには議席が2/3必要ですからね。
上記の通り、維新と希望は自民党の(というか日本会議の)支店だからNG。
となると必然的に立憲民主党と共産党、社民党の野党共闘連合以外に選択肢がありません。
特に、今回の選挙については、自分達の不利益を全部飲み込んで小選挙区の候補を取り下げた、胸熱な政党があります。
他でもない、共産党です。
重ねて言うけど、俺は共産党の支持者でも党員でもありませんよ。

でもね。
志位さんが言うことは、極めて真っ当だと言わざるを得ないと思うのよ。
アメリカの某メディアが「日本人が投票すべき、最も信頼に値する政党」と評価した党。
それが日本共産党ですよ。

いまだに共産党って聞くだけでアレルギー起こす人はアレですかね。
「はだしのゲン」あたりの時代から進歩してない脳味噌なんですかね?

ツイッターのリベラル派(というか、立憲民主主義を守る立場)の間では、

#比例は共産党に

ってのが合言葉みたいになってるんですよね。
だって、自らのリスク、デメリットを飲み込んで比例一本にしてくれた、その心意気ですよ。
義です。
大義ですよ。

独裁国家に反対だから、立憲民主主義野党共闘連合に投票。
考えるまでもない話です。
ある意味、今までで一番シンプル。

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