そんなわけで9月は13日から東海岸に旅してました。
ここんところ羽田から出ることが多いなかひさびさに朝早くから成田へ。
お昼前の便で一路ワシントンD.C.へ。
幸いにも行きも帰りもマイレージ・アップグレードでビジネスで快適でありました。
お昼前後に着いたワシントンは5年ぶりではありますが、
「ダイ・ハード2」でテロにあうダレス空港は晴天でした。
そこから地下鉄で移動。
ちなみにNYやシカゴの地下鉄は相変わらずスリット式のカードなのにワシントンではSmart CardというSUICAやPASMOとおなじくICカード。8年前に買ったカードはしっかりいまでも使えました。
今回は特に白い家やスミソニアンなどはパスし、さっさとアーリントンのホテルに荷物を放り込んだら、郊外のヴァージニア州にあるウルフ・トラップ国立公園へ。
ここは地下鉄とシャトルバスを乗り継いでワシントン中央からだいたい40分くらいの位置でしょうか?(ちなみにシャトルバスでもSmart Cardは使える)
森に囲まれたこの国立公園には半野外な劇場があり、夏の間そこでずっとライヴやオペラ、ミュージカルなどが上演されています。
この劇場にはホール&オーツを観に行って以来8年ぶりであります。
会場には開場前から長蛇の列で各々にクーラーボックスやレジャーシートなど持ち込んでいるものが多いです。
というのはこの劇場の後方はゆったりとした芝生の自由スペースであり、そのショバ採りが大変そうです。開場とともに一斉にみなスペース確保で持って来たピクニック用の持ち物を広げて開演までゆったり過ごしていました。
夏のアメリカの郊外でのライヴではこういう光景は多いですが、なかなか風情があっていいものです。
もちろん中でも食事は売っていたけど、IPAのビールはイケていたが、チーズバーガーはなんかパサパサだったかな?
YES featuring Jon Anderson, Trevor Rabin, Rick Wakeman @ ウルフ・トラップ・フィレーン・センター
4月に来日公演を果たした元イエスのジョン・アンダーソン、トレヴァー・ラビン、リック・ウェイクマンによるユニット。
来日直前に単なる名前の羅列からイエス名義が使えるようになり来日公演のときはTシャツなどはARWだったが、今回はしっかりイエスとなっていました。
もっとも従来のスティーヴ・ハウとアラン・ホワイトらのイエスもあるわけでこうなると本家と元祖みたいなものですな。
(ちなみにあちらのイエスは来年結成50周年ツアーをやるらしいが、いまあちらには50年前に在籍していたものは一人もいない・・・・)
基本的に構成は来日公演と変わらなく、70年代のイエス・クラシック、80年代のラビン在籍時の90125イエスの曲を中心としたもの。
ジョンの高音ヴォイス、ラビンのメタリックなギター、ウェイクマンの七色のキーボードサウンドは変わらない。
その意味では今回もスリリングな演奏を楽しめましたわ。
来日公演と変わったのはアルバム「こわれもの」のなかの「南の空」とラビン在籍時最後のアルバム"Talk"収録の"I am Waiting"
特に「南の空」はオリジナルのジョンの声、ウェイクマンのキーボードというのは感が深かったです。
残念ながら会場の通路の関係で"「ロンリー・ハート」のときはラビンもショルダー・キーボードを背負ったウェイクマンも来日公演のように客席内に入ることはなかったですが、"Roundabout"のソロの合間にクリームの"Sunshine of Your Love"をはさんだりはしていましたな。
来日公演でも思ったことにイエス・クラシックである"Roundabout"や「同志」のようにアクースティック・ギターを併用する曲でもラビンのメタリックなギターで押し通すのはちょっと曲の機微というか艶加減がうすくなっていて残念な感もあり。
あちらのイエスのギター、ハウ爺はうまく2本のギターを使い分けているのにねぇ・・・・とも思いますが、最近70年代のイエスのライヴ盤聴きなおしてみたらそこではハウ爺もこの2曲ともエレキで通してましたな
また今回もアルバム「究極」のなかの「悟りの境地」を演奏したが、これ、ちょっと冗長すぎるのよね。イエス・クラシックでこれ演るんだったら「危機」をやってほしいものだ。
1. Cinema
2. Perpetual Change
3. Hold On
4. South Side of the Sky
5. And You and I
6. Changes
7. Rhythm of Love
8. I Am Waiting
9. Heart of the Sunrise
10. Awaken
11. Owner of a Lonely Heart
Encore:
12. Roundabout
including "Sunshine of Your Love" (Cream cover)
outro: Life on Mars? (David Bowie cover Rick Wakeman piano version)
11時前に終わり帰りもシャトルバスで地下鉄の駅だが、駅に着くと土曜の地下鉄の終電でした。
土日のワシントンの地下鉄は始発は遅く、終電は早いのね。
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