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2017年07月18日20:48

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東京交響楽団  川崎定期演奏会 第61回

日時 7月16日
会場 ミューザ川崎シンフォニーホール
出演 指揮:ジョナサン・ノット  プラノ:藤村実穂子  ソプラノ:天羽明惠   合唱:東響コーラス(合唱指揮:冨平恭平)
曲目  細川俊夫:「嘆き」〜メゾ・ソプラノとオーケストラのための   マーラー:交響曲 第2番 ハ短調 「復活」

細川俊夫の「嘆き」は力作だし東響の演奏も力演であった。力作・力演であったにもかかわらず、暑さでボーっとしている人間はあと一つ共感するというところまでは至らなかった。

休憩時間にワインを飲んで目覚ましを図るものの後半もなかなか調子が出ない。マーラーの交響曲といえば第2番「復活」と、とても好きな曲だし、演奏も悪くないのに前半は集中して聴けない。このまま終ってはせっかくの曲と演奏なのにと思っていたが、第4楽章藤村さんのメゾソプラノの柔かで深い歌声が聞こえた途端にすっと曲に入り込んでしまった。第5楽章ではピアニッシモで歌う合唱の合間から聞こえてくる澄んだ美しいソプラノに耳を奪われる。誰がどこでとステージを見ると着席したまま(合唱もまだ着席)歌う天羽さんが目に入る。天羽さんのソプラノは初めてたがその美しい声に魅了された。藤村さんの深みのある声と天羽さんの美しい声に合唱団の力強い声と東響の厚みのある演奏がホール全体に響き渡り圧倒的な演奏はクライマックスを迎えた。

ところで、何を勘違いしたのであろうか、2011年の東日本大震災で内部崩落したミューザ川崎が2013年の4月にやっと再開にこぎつけた記念すべき演奏会の曲をノットさん指揮の「復活」とばかり思いこんでいた(その時にはまだノットさんは総監督に就任しておらず、その日演奏された曲はスダーンさんの指揮によるモーツァルトの戴冠式ミサとレクイエムだった。これも素晴らしい演奏であった)。

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