梅雨の晴れ間のハズが前線停滞で予報は雨。
止む無く予定した尾瀬トレッキングは延期し、大子から近い那須高原の東急ハーベストホテルに向かいました。オシャレな温泉施設と緑の景観がお気に入りで、株主優待でなら素泊まり５千円もお手頃。
ただ那須の立寄りスポットは、俄か仕立ての美術館や子供向け動物園で興味無し。そこで開催中の黒羽のアジサイ祭りへと車を向けると、途中から「黒羽ユリ園」の黄色い看板がアチコチに立ってます。
気になり立寄ってみました。ノボリを頼りに国道脇の狭い橋を渡ると仮設テントと駐車場が見えました。先客の地元ナンバーの車が数台止まっていて、手前に広さ300坪ほどのユリ園が拡がっています。
小規模なユリ畑といった感じですが、大きな花弁をつけた背丈１ｍもあるユリが、品種ごとに区画を別けて植えられ、絵具パレットのよう。入口テントの日焼けした受付のオジサンが声を掛けてきます。
正面は特売コーナーで、堀り上げた各種ユリて4株セットが1,000円。畑には1株500円の看板とスコップ。自分らで掘り上げるようです。名前から抱いた植物園とは違い、ユリ花や苗の直売所でした。
数ある品種で一番人気はピンク色のユリ。かなり掘り上げられています。他にも赤や黒に縞模様と全部で30種程があるようです。ただ香りは今一つ。芳香の強い白いカサブランカは残念ながら開花前。
安価なものの、残念ながら我家には植え場所がありません。大子の庭は猪に掘り返されるし、東京自宅は狭くて日陰。行きも帰りも立寄りましたが、結局何も購入せずに、オジサン達と立ち話しただけ。
地元のユリ組合の仲間でしょうか、彼らは話し好きで元気一杯。自ら販売するのがその秘訣かもしれません。過疎地域での町興しが多々試みられていますが、こういうビジネスアプローチも面白いです。
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