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2017年05月29日15:59

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木でできた超小型ショベルカーがすごい―レバーで自在に操作可能

木でできた超小型ショベルカーがすごい―レバーで自在に操作可能
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=94&from=diary&id=4593021

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木でできた超小型ショベルカーが、あらためて話題になっている。いくつもの歯車を組み合わせており、レバーで自由自在に動かせる。実際にショベルでものをすくい取ることも可能だ。

【画像が掲載された記事、より大きな画像、その他の画像など】

海外の掲示板などでいくどとなく注目を浴びるこの作品は、実は日本に住む1人の父親が2007年に子供(こども)の誕生祝いとして制作。すぐれたできばえを紹介しようと、YouTubeに投稿したところ、世界中の関心を呼び、再生数は400万回近くに達している。

木でできた手造りおもちゃはほかにもYouTubeで見つかるが、くだんのショベルカーは可動部の多さやデザイン、操作しているようすの楽しさから非常に目を引く。日本でも以前にテレビや雑誌、新聞で盛んに取り上げたので、よくおぼえているという人もいるかもしれない。

作者は山梨県在住の男性。「木の歯車工房」という名前でWebサイトも運営しているが、平日は薬剤師として木工とまったく関係ない仕事をし、休日の半分ほどをこうした活動に割いているとか。技術は人から直接教わったのではなく、子供のころから見よう見まねで習得したのだそう。

当然ながらPCなどで立体画像を作成しながら設計を行う「CAD」アプリケーションを使っている、と思いきや、さにあらず。方眼紙にコンパスと分度器、定規で歯車などを描き、コピーで必要なサイズに縮小して型紙とし、糸ノコで部品を切り出しているのだそう。

木のショベルカー以外にも少なくない作品を手掛けている。木のクレーン車、フォークリフトといった重機シリーズはもちろん、木の4足歩行ロボットや木の六連発輪ゴム銃など多種多様。子供だけでなく大人の心もわしづかみにしそうなおもちゃの数々だ。

楽しい、かっこいいものだけではなく、木の小鳥がまるで生きているかのようにかわいらしい仕草をする「歯車機巧樹」などもあり、そちらはいかにも芸術といった雰囲気がある。

つい我が家にもひとつほしいと考えてしまうが、なんと注文は受け付けていない。すべて行き先が決まっていて、それは自分の家族への贈り物なのだそう。「子供の誕生日プレゼントのためと言い訳しながら、家族サービスをサボり作った作品」と冗談めかして説明している。
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この方の素晴らしいところは、油圧、ケーブル、なにそれ、歯車さえあれば全部できる、という意志だろうと思った。

だから歯車が次々と力を伝達して、最後を動かすさまは見ていて楽しい。なによりも力の伝達がヴィジュアライズされている。

それは油圧であったり、ワイヤーを伝わるよりもずっと見た目が良い。かつ、歯車の回転というのは、非常に楽しい。

歯車の工夫というのは、江戸時代のからくり人形であったり、ギリシャのアンティキティラ島の機械から、シッカートの計算機、パスカル、ライプニッツ、バベッジの計算機など様々である。

その延長線上にはコンピュータが存在しているので、原理的には、コンピュータは歯車で実装可能だと思われる。巨大な歯車が蒸気機関の力を使って動きさす様は、おそらく、スイッチいれたらファンが回り始める現代のコンピュータよりもずっとロマンである。

スチームパンクというものが、もちろん、ファラデーもマックスウェルも存在しない世界かも知れないが、やはり、ロマンは見た目と音が9割だったりするものだ。静かなプリウスよりもバカみたいに煩いガソリン車の方が速そうに思えるのは、我々が旧世界の人間だからである。

それでも、電気素子が何らかの事情で発明される前の世界に登場する天才数学者が、巨大な蒸気機関と精巧な歯車を使った、xビットの計算機を開発する。それを使って様々な計算をするシチュエーションはよっとカッコよろしい。

歯車は単に動力を伝えるだけではない、工夫次第で状態を保持できるのだ、という所がみそであって、おそらくだが、歯車を組み合わせれば、NANDゲートは作成可能だと思われるのである。それを集積すればよいだけだから、うん、角度を入力するだけで敵を自動追尾する砲台だって作成可能だ。


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