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2017年05月19日20:16

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なにわで中村屋と亀ちゃんの座組で面白かったですわ。

5/13の土曜はお昼12時に仕事を終え職場を出る。
一目散に東京駅へ行く。
巣鴨駅で新幹線の券を買うがそれでは目的地には確実に遅刻、
東京駅に着いたら一本前の20分早い新幹線に乗れそう(発車5分前)だったので
切符を急いで交換し(この日は窓口空いていてラッキ〜)ギリギリ乗り込む。
しばし待つ事2時間半。
新大阪駅に着いたら脇見もせずに地下鉄御堂筋線に向かいなんばへ
地上に出たら一瞬場所がよくわからんかったが、グーグルマップでお目当の小屋にたどり着く。開演20分前であった。

五月花形歌舞伎夜の部 @ 大阪松竹座

今月の松竹座は中村屋の兄弟と猿之助をメインにした座組。
この2組の共演はむかしの浅草新春歌舞伎以来。
それぞれ大看板背負うこtになっちゃったのでなかなかむずかしいのですかな?
昼の部だと亀ちゃん(猿之助)の宙乗りなどもあったようだが、今回のお目当は中村屋のおなじみの狂言です。

まずはセブンが主体の「野崎村」
シメのところのセブン演じるお光が見送る時の切なさが十分に伝わってくる芝居でした。
こういう芝居もできるようになったのね。
いまや女形として無敵感すら感じます。

2演目目はおなじみの三遊亭圓朝もの「怪談乳房榎」
勘九郎の三役早替わりとクライマックスの本水を使った立ち回りが評判のもの。
勘三郎が演じたものから数えて5回目の鑑賞。
今回は大詰めの敵討ちの場があるヴァージョンで、勘九郎が四役目をやるヴァージョンじゃありませんでした。
(もっとも大詰めをやらないとタイトルの乳房榎の意味がわからんのだが)


勘九郎は場数をこなして最初の勘太郎時代よりも早替わりがよりあざやかになったし、それぞれの役の演じ分けもうまかったですし、おとっつぁんに似て来ましたな。
舞台転換のあいだも2階席や3階席を突然走り回ったりと同時に元気にあふれていました。
早替わりでただでさえ忙しい芝居なだけにすごいスタミナだなぁ・・・と感じました。
(おとっつぁんのときも花道に引っ込んだ後、花道の床下の方からドスドスドス・・・と舞台の方に走っている音が聞こえたのが懐かしいです)
NY公演もしただけにこの作品は勘九郎にとって完全にレパートリーとして定着しましたな。
できればおとっつぁんの「法界坊」や「浪花鑑」をそろそろやってくれないものかな?

敵の浪江役は今回は亀ちゃん。
いままでの獅童ちゃんのような小悪党っぽさはなく、勘三郎のときの芝翫(当時橋之助)のような色悪でもなかったけど豪胆な浪江でなかなか悪くなかったですわ。

もっとこの座組でいろいろ観てみたいものですわ。



一、野崎村
お光     中村 七之助
久松      中村 歌昇
お染      中村 児太郎
後家お常    坂東 竹三郎
百姓久作    坂東 彌十郎


三世實川延若より直伝されたる
十八世中村勘三郎から習い覚えし
三遊亭円朝 原作
二、怪談乳房榎
中村勘九郎三役早替りにて相勤め申し候
菱川重信
下男正助       中村 勘九郎
うわばみ三次

重信妻お関      中村 七之助
住職雲海       市川 寿猿
松井三郎 市川 猿弥
磯貝浪江 市川 猿之助

芝居がハネたらまたも粉もの。
結構行列ができており1時間近く並んで入店
がっちり食べましたが、先日の谷町九丁目のもみじのほうがうまかった。

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