つづく……
前回の文章で、ある友達がお寺に連れて行ってもらったところまで話が終わりました。
あの時の私は、無一文な状態で、仕事も上手くいっていなかったし、とにかくとても悲惨な状況でした。当時、もう本当に苦しくて生きられなかったもんですから、自分の難題を解決したかったのです。
お寺に入った時、私の師匠は一番最初に、「あなたは神様から頂いた使命を基に、ちゃんと修行をしなければならない」と言われました。また、神様がある姉のような存在の先輩にのりうつっているのを見た時、少し怖くて尚且つ拒む気持ちがありました。しかし不思議です。あの時、私の足がお寺に入った瞬間、何かしらの力が働いて私の足は動けずにいました。その場から逃げたかったんですけど、どのようにして逃げるのかもわかりませんでした。でもふと考えたのです。どっちみち、もう何もかも無くしてしまったので、なぜこの機会を利用して神様に尋ねないのだろうと思いました。最初は師匠と姉が気脈を通じ合って私に何かを伝えようと思ったんですが、そのあとにとんでもないことに驚かされました。そしてそのことが本当になったとき、私はそのことで「天命」の道に入っていったのです。
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