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2017年05月10日12:22

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捨てられた食べ物、どうしたら減らせる?

台湾は一年でおよそ275万トンの食べ物を捨てているそうです。台湾全土の量販店やスーパーマーケットでは、一年で40億台湾ドルの食べ物が捨てられています。でも、今では少なからずの業者が、これにストップをかけようとしています。

台湾は、アジア諸国の中でも食べ物を浪費する国の上位に入っているそうです。台湾主婦連盟の統計によると、台湾では毎年平均で一人100キロの野菜と80キロの穀物類を浪費してしまうそうです。

皆さんも経験があると思うのですが、スーパーで買い物をするときに、一番きれいで新鮮な野菜や果物を選びますね。コンビニに行ってサンドイッチを買う時は、一番奥にある日付の新しいものから取ります。お弁当屋さんでおかずを選ぶときも、出来立ての暖かい料理から選びます。それでは、その選ばれなかった、あまりきれいでない、賞味期限間近の野菜や果物、食品は一体どうなるのでしょうか。答えは、皆すべて廃棄処分となるのです。皆さんが必ずどこかでしている選ぶという行為が、浪費の引き金となっています。

台湾の売り場で、頻繁に捨てられている食品の大半は野菜や果物、肉類や魚介類などの生鮮食品だそうです。廃棄される理由は、賞味期限ぎりぎりか、包装が破損している、見た目が悪いから。キャベツの葉がしなびている、バナナに黒い斑点が出ている、りんごの表面にキズがある、これらはみんな店頭から外される商品だそうです。この275万トンの廃棄処分となった食品は、台湾全土の26万戸の中低収入家庭の20年間の食費に相当するそうです。

それならば、廃棄処分になる食品を各社会福祉団体に寄付するなどすればいいのでは?と思われるかもしれません。でも、残念なことにここ台湾では、大量の寄付があったかと思うと、それっきりなかったりと、一定した供給が得られずに、受け取る側もとても困っているそうです。ましてや足の速い生鮮食品は、衛生上の問題もあって健康に害を及ぼすようなことが起きるリスクもあるので、なかなか寄付がしにくいようです。

そんな中でも、地道に食品廃棄問題に取り組んでいる企業があります。カルフール台湾は、当初は期限間近の商品を特売で提供する、という方法を取り、2014年には、各地の食物銀行と提携して、店内で食物寄付のイベントを開催。2016年は、生鮮食材の寄付、及び社会福祉団体などに低温物流やその管理についてのレクチャーを行いました。

私たちのそれぞれにもできることがあります。

皆さんも、食材を買いすぎてしまって食べきれなかったり、使い切ることができずに捨ててしまっていたりする経験がありませんか?それは、冷蔵庫の空間を上手く管理できれば、簡単に解決できるそうですよ。そのコツとは、「小分けにする」と「一目でわかるようにする」だそうです。

まず、大量の食材を買ったその日に、ざっと一週間の献立に必要な分だけ、材料を小分けにして冷蔵庫にしまいます。一回の調理で使い切れる分ずつに分けておけば、材料が残ってしまうということが無くなりますね。

また、冷蔵庫に食材を並べる時も、なるべく垂直に置くことで奥まで何が置かれているかはっきり見えるようにすると、使い忘れなども防げますし、同じものを買ってしまうということもなくなります。

食物再利用を実行しているお店で食材を調達し、自宅の冷蔵庫の自己管理を徹底する。この二つの手段で、だいぶ食物の浪費を防げるのではないでしょうか。皆さんも、どうぞ実践してみて下さいね。

(Yahoo奇摩より抜粋)
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