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2017年03月22日11:01

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〈テレビ〉『カルテット』最終回

三話からしか見ていないので、よくわかってない部分もあるけど、とりあえず三話以降は全部見ました。

おとぎ話みたいな、メルヘンな話だと。
四人とも傷ついた心を持っているんだけど、傷ついた自分を笑えるだけの強さもあるというか。

ああいう生き方はお気楽なようで実は厳しい。
めちゃくちゃ厳しい。
なにかひとつの要素がなくなったら崩壊する。

例えば、恋愛関係が生じたり(今の時点ではすべて『叶わぬ片思い』である)、お金が無くなったり。
最終回では別荘から出て言ってたので、車中生活者か?
バイト先も辞めたんか??

問題は山ほどあって、そこから想像する未来は明るいものではない。

それでも彼らが笑っているのは、楽しそうなのは、そういう生き方を「自分で決めたから」じゃなかろうか。

自分で考えて決めたことに「後悔」はない。
失敗しても「あら間違っちゃった」「しょーがねーなー」でおわる。
そしてそこから先に進む方法をまた考える。
やり直しのきかないことをウジウジ考えてるヒマなんぞないのだ。

だから、最終回で届いた失礼千万な手紙もコンサートの最中に飛んできた空き缶にも彼らは動じない。

そんなことをする人たちは、自分ができなかったことについて、絶対「誰かのせいでできなかった!自分はやりたかったのに」といつまでもグズグズ言ってるのだ。
そして他人の人生に口を出す(笑)。
「間違ってる」という。
本人が間違ったと思ってないのに余計なお世話であるむかっ(怒り)

自分が音楽やりたきゃやれ。
すずめちゃんは「自己流で始めたから音楽で稼げるとは思ってないし」。
そういうこっちゃがな。
すずめちゃんはそれでちっともかまわないのだ。

彼らはみんなが「自己責任」で生きている。

ぬるくてほわんとした生活みたいだけど、それなりに自分のけじめみたいなものを持っている。
四人とも精神的に根っこのところですごくタフだと思う。

伏線かどうのこうのも楽しいけど、ただ単純に良くできたドラマだったと思う。

気の合う仲間とあんな共同生活が送れたら楽しいよね。
でも人は年を取る。
年月が彼らの関係も変えるだろう。

テレビでみたジブリ作品『耳をすませば』のオトーサンの台詞を思い出した。

「人と違うことをするのは厳しいぞ。困っても誰も助けてくれない。」

彼らはそんなことを承知で『ドーナツホール号』で出掛けちゃったのである(笑)。

あの仕事が終わったら、音楽を趣味にして週に一回集まって活動するのかもしれない。それもアリ。

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■『カルテット』ラストシーンの謎…人生は価値なくても何度も間違っても「楽しければいい」
(Business Journal - 03月22日 09:12)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=175&from=diary&id=4488891
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