届いたよ
「オール・アバウト 村上克司」
「超合金を作った男」こと、玩具デザイナー、村上克司のデザイン集。
これはいい本だ…。
いやー。村上克司さんは80年代が絶頂期だね。素晴らしい。
「デザイン画を見開きで載せられると、絵が切れる」という意見もわかるが、個人的には気にならなかった。
デカいサイズで見られる方が嬉しい!
「買ったら、見開きで載ってたので嫌だ」という意見は、まだわかるが。
「買ってないけど、見開きと聞いたので、買いません」という奴はなあ。
もうこんなチャンス一生ないんだよ!
あばよ!
村上克司さんの偉業は、日本のヒーローやロボットに「目がある時は口はマスク」「唇がある時は目はゴーグル」を定着させた事だと思う。
目と口、どちらかをオミットする事で、小顔になってシャープなデザインになるんだよね。
80年代前半には「目はゴーグルで、口はマスク」という、「目も口もない」チャレンジングなデザインが多いが。
(ダイナロボとかアルベガスとか)
これはリアルロボ・ブームの影響かなあ。
このあと、目も唇もあるのに小顔という、バイオロボが出てくるんだよね。
あれは凄かった。
ただ、84年くらいまでシャープさを追求してたけど、その後はマッシヴになってくんだよね。村上克司デザインは。
惜しくらむはさ。当時はデザインや、そこに仕込まれたギミックが、あまりストーリーに反映されてないんだよね。
なんでギャバンのロボットがドラゴン型なんだ、とかさ。
アルベガスの六変幻とかも、ほとんど活かされないしさ。
勝手に予想するけど、俺、村上克司さんと組んだら面白いのって、永井豪な気がするんだよね。
豪ちゃん先生って、デザインや玩具に仕込まれたギミックを物語に反映させるの好きだったと思うんだよ。
ただ豪ちゃん先生は自分でロボットやメカをデザイン出来たから、村上さんとあまり組まなかったんだよねぇ
もっと後の作品だと、カクレンジャーの獣将の顔のデザインも最高ですよ!
平成メカゴジラも村上克司さんだったのね!
川北さんが依頼したんだ!へえー。
結構デザイン変えちゃってるのが映画作品って感じだなあ。
とにかく最高の本なので、皆さん買いましょう。
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