夢戦士ウイングマンを見てたら、原作も読みたくなり文庫を買った。
やっぱりウイングマンというか、桂正和先生は市街戦の名手だよ。
とにかくスケールの大きなバトルが上手い。
キータクラーが北倉先生に化け学園に潜入した際に、全校生徒をシードマンにしちゃうとか、スケールでかいよなあ。
ちなみに、このエピソードは、アニメではバッサリカットなのであった。
桂正和先生は、そのスケールのデカさの反面、妙にダンドリを踏むのが好きで
アオイさんが風呂場から連れ去られ人質になるシーンで(このシーン、デビルマンのシレーヌ編の影響受けてる気がする)
ここでキータクラーとシャフトの二大幹部に苦戦苦戦するウイングマンが、ファイナルビーム→支援メカのウィナルド→ドライバーレイドと、次々、新装備や新技を繰り出すのは前半のクライマックスだった。
この辺りは、それまで「健太ってヒーロー被れの只のオタクじゃないの?」と思ってたアオイさんや読者が、彼の事を見直すターニングポイントだったのである。
ところがアニメでは、このシーンは「トレーニングのために変身したばかりの健太が、すぐには変身出来ない」という話に改変。
理科のノートを作り変えたニセドリムノートをキータクラーに渡して難を逃れるという流れになっている。
この話は、当時見てガッカリしたなだが、いま見ると
北倉先生が理科の宿題を出す
→健太が理科のノートをドリムノートに見せかけキータクラーに渡す
→つぎの日、理科のノートをなくしたので北倉先生に怒られる
→北倉先生=キータクラーは、健太が理科のノートに小細工した事を知ってるが、それについては怒れない
と、なかなか上手い作りなっている。
尺の話になるから、この話でオミットされた、ドライバーレイドとファイナルビームの誕生エピソードが、カットされるのは仕方ないけど。
他の話のアニメオリジナルでえがかれるくらいね、配慮があれば、アニメも傑作になったね
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