いよいよクリニック最終日を迎えた。
最後の穿刺を宝塚さんにしてもらう。
「いや〜、全然最後って気がしないんですけど」 d(･ω･`)
( ＾ω＾）ﾌﾌﾌ･･･
「憎まれ口ばっか叩いてスミマセンでした」 (^。^;)
「楽しめたでしょ？」 ( ＾ω＾）
「は？今、『楽しめた』って言いました？？」 ��(ﾟ◇ﾟ;)
( ＾ω＾）ﾌﾌﾌ･･･
（こ、これは・・・俺は今まで手の平で転がされていたってのか？？） ��(ﾟ◇ﾟ;)
さすが主任されてるだけの事はある。
不良患者の扱いには慣れているという事か。 (-言-;）
今日は眼力王、デルモちゃんがおる。
いつもの一連の措置を受け、アッという間に透析が終わる。
いよいよ、長かった透析生活の終わりが来たのだ。
「今まで有難う御座いました。本当にお世話になりました」 (｡_｡ ;)) ﾍﾟｺﾘ
( ＾ω＾）( ＾ω＾）ｵﾂｶﾚｻﾏﾃﾞｼﾀｰ
(´∀｀ )
（ん？） (´・ω・｀)
（んんん？？） (((ﾟ◇ﾟ;＝;ﾟ◇ﾟ)))
（宝塚さんがおらん！！！！！） ��(ﾟ◇ﾟ;)
（かっ・・・か、か、か、帰りやがった！！！！！！！） (((゛◇゛))) ｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀ
な、な、な、なんちゅう奴じゃ！
有終の美を飾ろうと思っていたのに、やりやがった！！
先に帰るなら顔ぐらい出すだろ！？
本当に最初から最後まで振り回してくれる！！
唯一、お別れの挨拶してないのが宝塚さんという・・・
こっ、こ、こ、こ、これは、なんという歯切れの悪い最終回だ。
いや、彼女ならではの最終回なのか？？
とにかく煮え切らないクリニック最終日となった。
完全なる不完全燃焼。
最後に何かしらのインパクトがあったらいいなあと思ってはいたが、まさかの想像以上の結末である。
主役不在にて終わるとは！！
正直言ってこんな終わりで『宝塚さん』を〆る事になるとは思ってもいなかった。
読者以上に本人が驚きを隠せないでいる。
最終回を迎えるに当たって美しく締めるために用意しておいた言葉がある。
折角なんで貼るとしよう。
今、万感の思いを込めて帝王がゆく
ひとつの旅は終わり また新しい旅立ちがはじまる
さらば宝塚 さらばクリニック
さらば透析の日よ
「銀河鉄道９９９」より改変
ま・・・まったく、締まらない！！
ここまで、『宝塚さん』を読まれてくれた皆様。
ご愛読、有難う御座いました。
読者以上に驚きを隠せないで、この小さな物語を終えるとします。
10月21日 帝王こと森嶋將士
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