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2016年08月12日18:24

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元春は「段取りどおり行かないのがロックンロールさ」と言ってましたな

参院選も終わった。
都知事選も終わった。
どれもなんとな〜く消去法的な投票だった。

でもうちの地区にはもうひとつこのあと選挙があったりする。
小池百合子が都知事になったんで、急遽衆院の補欠選挙があるらしい。
(要するに百合子、うちの選挙区だったの)
これまたはっきり言って候補者誰も知らん。
先の二つの選挙よりももっとわからん。
今回新たに加わった18歳、19歳の有権者ってどうするんだろう?

水曜は仕事が終わったら有楽町へ。
6時半開演だけど、はっきり言ってすっごく遅刻。
でもこの日の国際フォーラム入ってびっくりだったのは
客がそんなに入っていない・・・

This !! 2016 @ 東京国際フォーラム

佐野元春主催で若手のいいロックミュージシャン、バンドを紹介するイヴェント。
今回紹介されたのは中村一義とグレープヴァインの2組

遅刻だったのですでに中村一義は始まっていたが、
ギター3人擁しストレートな音をぶつけていて好ましい。
でもなんか気になるのはひとりたぶんバックコーラスなんだろうが、
赤いジャージを着てステージを駆け回り、客に向かい煽り続けクネクネ踊るやつ。
なんかこいつの存在が最後まで気になってしようもなかった。
(顔がうちの先輩の某寺の住職に似てもいたので余計気になった)

セットチェンジのあとはグレープヴァイン。
音的にはこっちのほうがいろいろデザインされていて面白い。
最近のバンドとなるとやはりシーケンサーなどを多用する傾向があるが、
ただ単に使うのでなくセンスのある使い方ってこういうものなんだろうなぁ
と思わせる音だった。

最後のトリは主催者の元春とコヨーテ・バンド。
1月の金沢公演以来のライヴ。
前半は最近のコヨーテ・バンドとの曲が中心。
安易に絶対受ける元春クラシックのナンバーでなく最近の曲で勝負してくるところは、
まだまだ現役のロックミュージシャンであるということを主張しているが、
実際昨年出したアルバム"Blood Moon"はキャッチーだしメッセージ色も強くお気に入りでもある。
途中でこの日の若手、中村一義とグレープヴァインのリーダー田中を招いて共演。
またこの日は元春の意向で新たに選挙権をとった18歳と19歳は無料招待されているが、
彼らに捧げる形で「約束の橋」「New Age」を披露。
どちらもドライヴ感のある演奏であった。
〆の2曲は元春クラシックとも言える「Some Day」と「Angelina」
(「ぼくのデビュー曲をみんな知っているかな・・・」と紹介してま
ここで唐突に元春は再度中村一義とグレープヴァインをステージに招き入れたが、
これは当初決まっていなかったようで2人ともちょっと焦りがちであったようだ。
元春に言わせると「段取りどおりに行かないのがロックンロールさ」
ムチャぶりかもしれないがまさに至言である。

昨今の音楽事情はワシが若かった頃に比べるとかなりさびしい印象だ。
その辺は景気の問題やCDが売れなかったり、配信へのモデルチェンジなどもあるのだろう。
またワシが好きである邦楽のミュージシャンはどれも60~70年代の洋楽のミュージシャンの影響を直接に受けているが、最近の若手はむしろその聴いてきた邦楽のミュージシャンから影響を受けている印象だ。
それが日本のロックの独自の進化と言ってしまえばそれまでで、面白い音とも言えるバンドもあるが、なんか骨太感を感じない。
ロック・ミュージックとは次第に化石化していくのかな・・・ともふと思うこともあり、今回の元春の趣旨はときにロックの延命措置のようにも思えるが、この日の演奏ではまだまだしっかりしたものはあるよという答えでもあるかのように思えた。




中村一義&海賊
1. 犬と猫
2. スカイライン
3. ロックンロール
4. 大海賊時代
5. 1. 2. 3
6. キャノンボール

GRAPEVINE
1. Golden Dawn
2. Glare
3. Big tree song
4. SPF
5. CORE
6. This town

佐野元春 & The COYOTE Band
1. 君をさがしている
2. La Vita e Bella
3. By The Sea
4. 紅い月
5. 優しい闇
6. 太陽
7. 約束の橋
8. New Age
9. Some Day
10. Angelina
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