【VHS鑑賞】
地球最終戦争ロボット・ウォーズ
「パシフィック・リム」が出た後も、後継作品が続かなかった様に、非常にニッチなジャンルである「洋画実写ロボット映画」。
そのニッチなジャンルが、やたら90年代に作られた。
名作「ロボジョックス」(90)と、それを作った人たちが、設定やアイデアを、使いまわしてズルズル作り続けた映画たちである。
なお、「ロボジョックス」が名作であるというのは、モデルアニメやロッドパペットなど、複数の技術を合わせた、余りにも素晴らしすぎる特撮パート故であり、本編のお話はちょっとキツい事を申し上げておく。
で、今回、紹介する「地球最終戦争ロボット・ウォーズ」は、ロボジョックスの四番煎じ辺りの企画で、登場するロボのプロップも、この人たちが作った「ジャンクウォーズ2035」という映画の使い回しだ。
お話は、例によって最終戦争で荒野になった地球で(笑)
サソリ型ロボット、「マラス2」(スター・ウォーズのスノーウォーカーとか、ダグラムのクラブガンナーみたいな感じ)に、観光客を乗せて、街から街へ運ぶ観光ビジネスがある、呑気な終末世界ですが。
アジアの将軍様(あっ→察し)に、観光客ごと、マラス2をハイジャックされたので。
主人公が地下に眠る人型ロボット、「メガ1」を起動し、立ち向かうお話。
クライマックスまでは、マラス2が、歩くくらいしか特撮の見せ場がありませんが。
メガ1が、大地を割って地中から出現するとか、ちゃんとマラス2の「客席部分」をもぎ取って、人質を救出するとか、割と細かい所で頑張ってます。
まあ、戦い自体はアッサリ終わるので、余程の洋画実写ロボット映画マニア以外は見なくてもいいかと。
いや〜しかし、これで「ロボジョックス」スタッフがズルズル作った後続作品は、ほぼ見終えたが。
「ロボジョックス」のクオリティがダントツですね(特撮は)
なので「ロボジョックス」だけ、見とけばばいいかと。近々スカパーのザ・シネマでもやりますし。
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