ベッドに横になり透析の順番が来るのを読書しながら待つ。
今日の担当は宝塚さんでもなく女将さんでもなく眼力王だった。
久し振りの眼力王からの穿刺。でも、彼女は穿刺が上手くて今まで一度も失敗した事が無いので安心して穿刺が受けれる。（ ＾ω＾）
読みかけの箇所が分かるように読んでた本の面を下にしてテーブルに置き、穿刺の準備に入った。
安定の穿刺。
勿論、スムーズに終了。
安心して穿刺を受けれるのは本当に有難い。
「血圧計りますね」 （ ＾ω＾）
「はい」 (^◇^ )
ここまでは微笑ましい透析室の風景。
だが、彼女は穿刺の成功で気が緩んだのかテーブルに激しくぶつかった。
ドガシャッ！！
「ア゛ッ！！」 ヽ(;ﾟ〇ﾟ)ﾉ
「あ゛っ！！」 ��(ﾟ◇ﾟ;)
読みかけの本は見事にテーブルから真っ逆さまに落っこちた。
「読んでた場所が分からなくなってしまった」 (ﾟ◇ﾟ )
眼力王は落ちた本を慌てて拾うと熱く語った。
「森嶋さん、ここ見て！ここ！！
ここに隙間があるから、ここを読んでいたんじゃっ！！」 (*｀・ω・´)ﾉﾞ
（;´_`;）
(ﾟｪﾟ )
「この嫌がらせは、私死ぬまで決して忘れません」 (ﾟ◇ﾟ )
ﾋｨｨｨｨ!! :(；ﾞﾟ'ωﾟ'):
慌てふためく若い看護師さんを見ると心が和む。
私は己自身を老害と認めます。 ( ´ー｀)y-~~
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