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2016年06月27日15:04

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エッセイ集460:「英国EU離脱:株価にみる金融制度の異常事態」

英国の国民投票で「EU離脱」が決定し、世界の株価が一斉に暴落しました。一夜にして世界の株式の時価総額が2.1兆ドル(= 約215兆円)も下落したということです。

この下落幅は2015年の英国の実質GDPの2.4兆ドル(= 約250兆円)に匹敵する規模です。

そもそも株価とは「企業の将来性を見込んだ資産価値」のはずです。この「株式そもそも論」から考えてみると、英国のEU離脱そのものよりも、英国のEU離脱により世界5位の大国である英国の年間の経済活動(GDP)に相当する資産が一夜にして消滅するという金融制度の異常が常態化していることの方が、もっと重大な異常事態のようにも思われます。
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