＜ウィーン・フォルクスオーパー 2016年日本公演＞
日時 5月16日(月) 15:00開演(14:15開場)
会場 東京文化会館
演目 E.カールマン：『チャルダーシュの女王』 オペレッタ 全3幕
指揮 ルドルフ・ビーブル
演出 ロベルト・ヘルツル
出演 ＜丸数字は配役表の順＞ ○シルヴァ・ヴァレスク：アンドレア・ロスト�─◆ �エドウィン・ロナルト：カルステン・ズュース��、 ○ボニ・カンチャヌ伯爵：マルコ・ディ・サピア�Α◆ �フェリ・フォン・ケレケス（フェリ・バチ、ハンガリーの下級貴族）：アクセル・ヘッリク�А◆ �アナスタシア（シュタージ）：ベアーテ・リッター�ぁ◆ �レオポルト・マリア伯爵：ウォルフガング・ヒュプシュ� ◆ �アンヒルテ：マリア・ハッペル（侯爵夫人、元歌姫・フェリの元恋人）�◆◆ �ローンスドルフ男爵：カール・ミヒャエル・エブナー�ァ◆ �シギ・グロス：ボリス・エダー��、 ○シャーンドル・フォン・キッシュ：ダニエル・オーレンシュレーガー��
演奏 ウィーン・フォルクスオーパー管弦楽団、ウィーン国立歌劇場ステージオーケストラ
合唱 ウィーン・フォルクスオーパー合唱団
バレエ ウィーン国立バレエ団
フォルクスオーパーのオペレッタを観てきた。歌あり、踊りありの何とも楽しく素晴らしい舞台だ。
歌姫としての自負を持ちながらも身分違いの恋に悩むシルヴァ、人は良いが甘ちゃんのエドウィン（侯爵の御曹司）、友達思いのボニ伯爵、どこか陰のあるフェリ（侯爵夫人の元恋人）、聡明な伯爵令嬢のシュタージ、話は美しい音楽と陽気な踊りともに進んでいく。
シルヴァを歌ったアンドレア・ロストさん、どこかで聞いた名前だと思い日記を調べてみたら2012年のフォルクスオーパーのニューイヤーコンサートで歌ったソプラノだった。この時、歌も良かったし、アンコールで踊ったワルツも素敵だった人だ（「メリーウィドウ」より「ときめく心に唇は黙し」）。このオペレッタではその美声と巧みな踊りを披露してくれた。本場ものという言葉はあまり使いたくないが、さすがフォルクスオーパー、歌も踊りも演奏もすべて本場ものの超一流の舞台だった。
一流は高い。一番安いＥ席で14千円、とても手が出ないと諦めていたところ、知り合いから、「都合が悪くなって行けないので半額で買ってくれないか」、という話が舞い込んだ。オペレッタというと「こうもり」くらいしか知らないが、一聴の価値はありそうだと二つ返事で申し出を受ける。天井桟敷のような席だったが、舞台を大いに楽しむことができた。
あらすじは知っておいたほうが良いだろうとネットで調べると
http://www.austria-fan.com/index.php?%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%80%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%81%AE%E5%A5%B3%E7%8E%8B
という詳しいサイトがあった（ざっと読んだだけだが）。
ウィクペディアでは「チャルダッシュ侯爵夫人」となっている。そのあたりは
http://www.nakash.jp/opera/review10/15csardas2/r.htm
の＜「チャルダーシュの女王」の題名は間違い＞というのが参考になった。これを予め読んでおいたので、話の微妙な展開を理解するのに役立った。
話がそれるが、配られた配役表は主役のシルヴァが最後から3番目の8人めとまるで脇役のような扱い、相手役のエドウィンが3人めで、チョイ役のエドウィンの両親役がトップというおかしな順番だ（ネットの公演案内でも同じ順番になっていた）。
実は、同じ人から「メリーウィドウ」のチケットも同じ金額で譲り受けている。こちらも楽しみだ。
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