『映画クレヨンしんちゃん爆睡!ユメミーワールド大突撃』 観てきました。
とても良い映画でした。
今回の映画は根底にあるテーマが
親の死を目の当たりにした子供のPTSDという、かなり重くて暗いものなのですが
そこを明るいモーレツギャグで中和しつつ、大事なことを伝えようとしていて
ちゃんとクレヨンしんちゃん映画として成立させていたのが素晴らしかったです。
上映時間が97分と長く、中盤に怖いシーンが続くので
小さいお子さんには少々キツかったかもしれませんが
(怖いシーンの連続と、集中力が切れる危険性)
ストーリーが素晴らしく、じわじわと噛みしめています。
映画館で観た印象として『クレヨンしんちゃん』を観る層は
未就学児から小学生低学年の親子連れかな〜と思っていたのですが
意外と高学年男子のグループや、中学生くらいのカップルも観にきていて
映画ともなると、男女問わず幅広いんだな…と思いました。
今回のヒロインのサキちゃんと、しんちゃんは百合だったので
しん風好きさんにも安心して観ていただきたい(笑)
しんちゃんは映画のストーリーによって描かれかたが微妙に変わるのですが
今回は、『無性別』っぽかったですね…♂のような♀のような…
個人的に、しんちゃんは、男っぽいほうが好きなんですが
今回のヒロインと絡ませるには無性別のほうが相性いいなとも思いました。
相手の事情は、よくわからないのに
とにかく何でも受け入れる姿勢の、しんちゃん天使かなっていう…
少女の生み出した罪悪感、自己否定が悪夢を生み出すというファンタジーで
最終的には、その気持ちを受け入れて前向きに生きていくというストーリーに
クレヨンしんちゃんならではの、家族愛、友情を持って描いていくのが良かったです。
思い出したのが、今回の映画クレヨンしんちゃんは
ポケモンで言うところの『結晶塔の帝王』と似たテーマ性だったので
『結晶塔の帝王』が好きな人には観てほしいと思いました。
しん風(しんちゃん×風間くん)もバッチリありますので安心してください!www
あと今回は、ネネちゃんがイケメンすぎました…ネネ×サキあるぞ…。
というか、ヒロインのサキちゃん、ネネちゃん、みさえさんといった
女性陣の描写が掘り下げられていて、面白かったです。
各キャラに役割分担がハッキリしていて観やすかったと思います。
そんなわけで、気になっていた映画クレヨンしんちゃん
今年も観に行って良かったです。
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